バシっと決まるとカッコイイ!タム回しですが、
「なかなか速く叩けるようにならない・・・」
なんて悩みの方も多いです。
タム回しを速くするためにはどうしたらいいかを、
ドラム講師がふわっと考えていきます。
では行きましょー!
力み過ぎ
一番多い原因はコレだと思います。
「力でどうにかしようとしている」場合。
特にテンポが速くて、
「叩く」のと「移動」と、両方やらなきゃいけない!大変だ!
と思うと、ついつい力が入ってしまいます。
力が入ると体(筋肉)が固まってしまうので、
余計速く動かなくなります。
そのまま動かすのは練習というより「スポーツ」に近いので注意。
叩く時でも、楽器の移動でも、
「力を抜かないと速くならない」です。
ただ、いきなり力を抜け!
と言われても、中々うまくいかないのが脱力の難しいところ。
普段のスネアや練習パッドでの基礎練習から、
力を抜くように意識してあげる必要があります。
まずは、スネアや練習パッドで力を抜くように練習して、
出来てきたらタム回しでも力を抜くように挑戦して行きましょう。
これも多い、「仰け反り」
手の力は抜けてきたのに、やっぱり速く動かない!
そんな時に確認したいのが、この仰け反り。
・腕を前に出した時に、背中が伸びて後ろにグゥ〜っと伸びる
感じです。
![f:id:hamunosukima:20190325173033j:plain f:id:hamunosukima:20190325173033j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hamunosukima/20190325/20190325173033.jpg)
こんな感じ。
絵心がないので、体のバランスが悪いのはご愛嬌で・・・
注意したいのは、
・腕が「伸びきってる」
・仰け反って、頭が背中より後ろ
です。
仰け反る場合、上記をどっちもやっている事がほとんど。
と言うか、連動しています。
腕が伸び切るから仰け反るし、
仰け反るから腕が伸び切るんです。
仰け反ると頭が背中より後ろに行くので、
後ろに体重移動してしまいますよね。
これは無駄な動き。
ドラムを叩く時に、後ろに体重移動はしない方がいいです。
速く動かしたい時は、無駄な動きを無くす必要がありますので、
余計な動きは削りましょう。
腕を「伸ばす」のはいいのですが、
「伸び切る」のは注意。
仰け反らなように意識すると、腕は伸び切らなくなります。
腕が伸び切らない方を意識してもいいかもしれません。
それでも仰け反らなくなります。
仰け反りを無くすと、背中を伸ばしていた力を無くせるので、
手の力ももっと抜きやすくなります。
力を抜く時は、しっかり使いたい部分を意識するのも大事ですが、
どこに力が入っているか?も確認しましょう。
「そんなとこに!」なんて発見がありますよ!
セッティングが合ってない
10人いたら10人セッティングが違うのがドラム。
セッティングを見直してみるのも方法の一つです。
椅子の高さや場所、
楽器の高さや位置、傾き具合などなど。
いつものセッティングで叩けるようにするのも練習ですが、
違うセッティングで試してみるのも練習です。
自分のやりやすいセッティングを探しましょう。
![f:id:hamunosukima:20190115194528j:plain f:id:hamunosukima:20190115194528j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hamunosukima/20190115/20190115194528.jpg)
少し見切れていますが、私はこんな感じです。参考までに。
純粋にタム回しの練習が足りていない
私が昔実感したのがこれです。
スネアや練習パッドでシングルストロークやダブルストローク、
ルーディメンツの練習はたくさんやっていました。
なので、シングルストローク自体はそこそこ動くんですが、
タム回しになると途端に動かない!
上手くいかないので、どうにも苦手意識もありました。
苦手意識があったので、頭のどこかで
「タム回しはやりたくない」という思いもあったのかもしれません。
気づくと、自分の練習メニューに「タム回し」がなかったんです。
こりゃいかん!と思って、タム回しに特化した練習を取り入れました。
ゆっくりのテンポからだんだんあげて行って、
自分が無理なく動かせる速さまで、
8分音符と16分音符を混ぜてもう延々タム回し。
そんな練習を取りいれて数週間。
するとあら不思議。だんだん動くようになってきました。
「純粋にタム回しの練習量が足りていなかった」んです。
多分知識ばっかり増えて頭でっかちになっていたんですね。
ビート 〜 タム回し 〜 ビート 〜 タム回し
みたいな練習はしていましたが、それでは足りなかったんです。
出来ない部分は分解して、そこに特化したような練習も必要です。
タム回しだけの練習も取り入れてみて下さい。
まとめ
出来たらかっこいいタム回しですが、
速く動かそうとすると、体の動きから確認してあげる必要があります。
力が入りすぎていたり、仰け反っていたり。
無駄な動きを無くしていきましょう。
体の使い方まで意識して練習していけば、
だんだん速く動くようになっていきます。
力任せにただ動かすだけの「スポーツ」にならないようには注意です!
どうやったら動くようになるか?考えながら練習してみて下さい。
ではまた!(=゚ω゚)ノ