ドラム

ペダルがカチャカチャ言う?原因は踏み方かも

先日、家で電子ドラムを使って練習している生徒さんに

「なんかバスドラム踏む時に、フットペダルがカチャカチャ言うんだけどなんでだろう?」

なんてお声を頂きました。

実際に持ってきてくれたので見てみると、

ちょっとねじが緩んでるところもありましたが、原因は踏み方でした。

今回その原因について、

ドラム講師がふわっと書いていきます。

ではいきましょー!

生徒が使うとカチャカチャ言うけど、私が使うと言わない

ペダルを実際に持ってきてくれたので、

まずは緩みがないか確認。

角度を調整する六角ネジが気持ち緩んでいたので、まずはそこを締め直しました。

バネの張りは大丈夫そう。

その他も特にこれといった問題は見当たりません。

実際に自分が踏んでみると、別にカチャカチャ言いません。

「さっきのネジだったかもしれませんね。ちょっと踏んでみてください」

とお願いすると

「カチャ!カチャ!」と鳴ります。

あれぇ〜?と思って踏み方を見てみると、原因はそこにありました。

ペダルと足が離れてるのが原因

原因は非常に簡単でした。

踏む時に

「ペダルと足の裏が離れている」からです。

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写真で丸がついてるところですね。

踏む時にここが離れてしまうと

・ペダルが勢いよく返ってくる

・チェーンに緩み(遊び)が出る

・踏む時にチェーンが戻って、カチャ!っと言う

ようになってしまいます。

足が離れれば離れるほどチェーンの緩みが大きくなるので、

チェーンが伸びる時に出る「カチャ音」も大きくなります。

今回のケースは踏む時に張り切りすぎて、

ペダルと足がかなり離れていたので、

カチャカチャ音が大きくて気になったみたいでした。

ペダルと足は離れないように

基本的にペダルと足は離さない方がいいです。

足が離れる分だけ、「必要以上に上げる」という無駄な動きになります。

無駄に動く分、疲れやすかったり、細かなコントロールが出来なくなったり。

足を離さない方が

・細かなコントロールもできる

・疲れづらくなる

などのメリットがあります。

大きな音に関しても一緒です。

「大きな音で踏みたい!」と思ってる人の方が、

ペダルから足を話しやすい傾向にあります。

「大きく踏む」から「足の動きも大きくなる」

みたいなイメージがあるんですね。

確かに全くの間違いではないのですが、

「瞬発力」を使えば、動きが小さくても大きな音が出せます。

・足首のスナップ(柔らかく)

・使う瞬間だけ動かす

・素直に落とす

ように意識すれば、瞬発力が使えます。

これだと動きが最小限で大きな音も出せます。

ペダルから足を離さないコントロールを身につけましょう。

生ドラムだとそのカチャカチャに気付きづらい

今回の生徒が自分でこの「カチャカチャ」に気づいたのは、

電子ドラムを使って練習していたからです。

消音された環境の方が、余計な音に気付きやすいんですね。

本物のドラムを叩いている時は出る音が大きいので、

それにかき消されて聞こえにくいです。

「ペダルと足は離さない方がいいよ」と

もともとお伝えしていましたが、

「他にいろいろ練習していたら、その事をついつい忘れちゃう」

なんてこともあります。

人間だもの( ゚д゚)

だんだん叩けるようになってきて、気がつけば動きが雑になっていたんですね。

その件をきっかけに、初心に帰れるいい機会でした。

もしかしたら

「音にかき消されて気付いていないだけ」で、

カチャカチャ鳴ってるかもしれませんので、

一度自分の踏み方も確認してみて下さい。

無駄な動きは無くしてあげましょう!

まとめ

「なんか変な音がするな」

なんて時に、自分の叩き方、踏み方が原因のこともあります。

「いらない動き」は「いらない音」につながることもありますので、

機材の確認の他に、自分の動きも確認してみてくださいね。

ではまた!(=゚ω゚)ノ