「練習パッド買いたいけど、たくさんあってどれ選べばいいかわからない!」
「ゴム、メッシュ、スタンドあり、なし・・・最初の1台にするには?」
「そもそも練習パッドで消耗品なの?」
なんてお悩みの方、多いですよね。
何がオススメか、ドラム講師が実体験を兼ねて書いていきます。
ではいきましょー!
初心者が選ぶといいのはスタンド付き
練習パッドはざっくりと、
- 専用スタンドが付いているタイプ
- スタンドは付いていないけど、スネアスタンド等に乗せて使えるタイプ
に分けられます。
結論から言うと、初心者にはスタンド付きのものがオススメです。
最初のうちはフォームも安定していない為「決まった高さ、決まった角度」での練習の方がやりやすいです。
スタンド付きなら最初に調整してしまえば、あとはいつでも同じ状況で使えます。
専用スタンドは割と簡単に調整出来るようになっていますので、「もう少し変えたい」と思った時もすぐに変えられます。
なんて質問も生徒さんからいただくのですが、値段と重さの関係で初心者にはオススメしていません。
専用スタンド付きのものは安価なものもあります。
最初は気軽に試せる金額の方が手を出しやすいですからね。
ゴム製とメッシュ製の違い
この2つはどっちの特性を取るか?でちょっと変わってきます。
ゴム製
まずはゴム製の特徴から見ていきましょう
- リバウンドが強いので、跳ね返りの感覚を掴みやすい
- ある程度の消音性(ペチペチ、コンコン、パタパタ、みたいな音)
- 高い耐久性
などが特徴です。
ドラムを叩く上でスティックを跳ね返すリバウンドの感覚はとても大切なのですが、始めたてだと上手く跳ね返せない方も多いです。
その感覚を補助してくれるのがゴムパッド。
消音性について「ある程度」と書いたのは、打撃音が少し出るからです。
「ペチペチ」とか「コンコン」みたいな音なので静かですが、「ゴムだから無音に近い!」と思ってると少し注意。
あと、耐久性は抜群です。
ゴムタイプは平気で10年以上とか使えたりしますので、愛着が湧いたパッドと長〜く付き合えます。
スタンドも付いていてオススメです。
メッシュ製
お次はメッシュタイプを見てみましょう。
- リバウンドの感覚が本物に近いものが多い
- 打感を調整(チューニング)出来る
- 高い消音性
- 耐久性はゴムに劣る
などが特徴です。
メッシュタイプの方が叩いてる感覚、跳ね返ってくる感覚が本物に近いです。
さらに、ある程度のチューニングも出来るので
- もう少し面を張りたい
- もう少し面を緩めたい
なんて事も可能です。
消音性はかなり高いです。
「パフっ」とか「テンテン」みたいな音が出ます。
打撃音がかなり抑えられるので、ゴムタイプに比べるとかなり静かに感じます。
私が初めて使った時は「え!メッシュ超静かじゃん!」って衝撃でした。
と思うかもしれませんが、耐久性がゴムタイプより劣ります。
メッシュタイプは使い込んでいくと、穴が空いたり破れたりすることがあります。
ただメッシュ部分の張り替えをすれば良いだけなので、もう使えなくなったりはしませんのでご安心を!
静かに練習したい時用にメッシュタイプを数年使ってますが、一回も張り替えずにまだまだ全然元気です。
メッシュタイプのスタンド付きはこちら。
スタンド付きのものでもパッド部分だけ取り外せる
パッド部分だけ外して「ちょっと布団の上で練習したい」なんて事も可能です。
スタンドにネジ、パッドにネジ穴が付いてるタイプが多いので、回せば簡単に外れます。
2台目以降はスタンド無しのタイプも
最初の1台にはスタンド付きがオススメですが、だんだん欲が出てくるのがドラマー。
実際のドラムもハイハット、スネア、タム系でリバウンドが変わりますので、いろんな種類のパッドを試すのはしっかり上達にも繋がります。
2台目以降の購入の際は、特にスタンドの有無に拘らなくても大丈夫です。
- 大きさが気になる
- 1台目と違うタイプが気になる
- え!こんなのもあるの!?気になる!
なんて理由でもいいんです。
スタンド付きに拘らなければ選べる商品もかなり広がります。
物によってはスタンドはついていないけど、パッドの裏にネジ穴は空いてる物も。
ネジの規格が一緒なら1台目のスタンドにそのまま着く場合もあります。
大きいタイプ①
私が2台目で購入したのは「大きめのゴムパッド」でした。
楽器屋さんにフラッと寄った時に
大きい!打感も良い!表裏使える!
みたいな売り文句のポップを見て試打させてもらったところ
- 今使ってるタイプよりスネアに近い打感
- 表裏使えてお得な感じがする
- 見た目が好き
でそのまま購入。
大きさがあるので狙いを変えたり叩き分けも出来ます。
パッドが小さいとスティックがぶつかっちゃって練習にならない!なんて方にもオススメですね。
それがコチラ
打感がかなり良いので、レッスンでパッドを使うときは生徒さんにコレを使ってもらっています。
リバウンドも取れて音の粒もしっかりしてるので、
シングルストローク、ダブルストローク、タップなどいろんな練習に対応出来ます。
スネアの上にそのままポンと置けばすぐ使えるのも便利なポイント。
2台目以降はスタンドが付いてないことはデメリットになりませんでした。
大きいタイプ②
大きなパッドが気に入ったので、もう一つ購入してみました。
こちらも打感が素晴らしい。
名前が「リアルフィール」だけあって、かなりスネアの打感に近いです。
いくつかシリーズがあり、こちらも表裏使えるタイプもあります。
先ほど紹介したパッドど比べてみても、個人的に大きく差はないと思います。
強いて言えば8角形か6角形かぐらい・・・?笑
この2つは完全に好みだなぁと。
リアルフィールの方を推してるプロの方もたくさんいらっしゃいます。
色々試していいくと、自分の好みのパッドに出会う事があります。
複数台買わないといけないわけではないですが、動機はなんでも良いので気になった時は2台目も検討してみて下さい。
スティックケースにパッドが付いてる便利商品も
知り合いのプロドラマーさんが持ってて、衝撃を受けたのはスティックケースに練習パッドが付いているタイプのもの。
スティックも収納たくさん収納出来て、持ち運んでどこでも練習出来る優れもの。
リュックみたいにも使えるので、荷物が多くて手が塞がりがちなドラマーさんには助かりますね。
まとめ
練習パッドはホントに沢山種類がありますので、
実際に自分が使った事があり長く使っている物、使用感を聞いたことがある物に絞って紹介させていただきました。
初心者さんはスタンド付きのものの方が重宝しますので、最初の1台はスタンド付きから選んでみて下さい。
2台目以降は「気になるものがあれば」で構いません。
練習パッドはドラマーさんが長く付き合っていく物です。
ではまた!(=゚ω゚)ノ