ドラム

スティックを飛ばしたり落としたりするのも練習

ドラムを演奏していると

「スティック飛んでった!」

「落とした!」

「何なら折れた!」

なんてこと、ありますよね。

スティックを飛ばした時に意識したいことを、

ドラム講師がふわっと書いていきます。

ではいきましょー!

飛ばし(落とし)ていい

そもそも「スティックは飛ばしちゃいけない!」と考えるのが間違えです。

どんなに上手くなっても飛ぶ時は飛ぶし、落とす時は落とします。

飛ばさないのが一番ですが、飛ばしたり落としたりする時って、

ふいに何かあった時ですよね。

何も「今から飛ばす!」と思ってる訳じゃないんです。

・スティック同士がぶつかっちゃった

・タムに引っかかった

・シンバル叩き損ねた

などなど。

トラブルはつきものです。

飛ばさないように練習するのももちろんですが、

飛んでも大丈夫なように練習するのも大事です。

予備のスティックは必ず用意しよう

まず必要なのが「予備のスティック」です。

1セットしかないと、飛ばして取れなかったら演奏が止まってしまいます。

スタジオで個人練習する時や、バンド練習する時は予備が必須です。

せめてスティックは2セットは持っておきましょう。

出来れば同じスティックの方がオススメです。

違うスティックだと打感が違ったり、

太さが違ったりで演奏しづらくなるかもしれません。

私は心配性なので、3セットは常にケースに入ってます。

荷物が重くなるが難点ですが・・・( ;´Д`)

飛ばした後が大事

スティック飛ばすのはいいんです。

飛ばした後に「落ち着いて予備を取って再開」するのが大事です。

飛ばし慣れていないと、

「飛んでった!アアアァァァ!どうしよう!?」

なんて焦りがち。

なので変な話ですが、普段の練習からバンバン飛ばして、

飛ばし慣れておきましょう。

飛ばした後に立て直す動きも、練習の1つです。

1、飛んだ

2、運良く掴めそうなら掴む

3、掴むのは無理だ!と思ったら、すぐ諦めて予備のスティックを取る

この流れを意識して下さい。

「2」は状況によってですが、たまに運良く手元に帰ってくる時があります。

掴めるなら掴みましょう。

ただ、無理だ!と判断したら「すぐ」諦めて下さい。

掴もうと必死になってバタつくぐらいなら、諦めて予備のスティックを取りましょう。

予備のスティックのポイントは、取りやすい所に置いておくこと。

置く場所も人それぞれ。

私はここ。

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フロアタムに、スティックケースごと引っ掛けてます。

いろいろ試して、ここに落ち着きました。

自分が取りやすければいいので、場所はいろいろ試してみてください。

取りやすいところじゃないと「3」の動作の時に落ち着けません。

落ち着くのが一番大事です。

「あ、飛んでった。まあ予備取ればいいか」

ぐらいでいいです。

気持ちをすぐ切り替えるのは難しいですが、

繰り返しているとだんだん慣れます。

ドラムを演奏する上で、気持ちの切り替えは大切なことです。

ビートを失敗してもすぐ立て直さないといけませんし、

フィルでバタついてもすぐビートに戻らなければいけません。

演奏を止められないんです。

「あー・・・」と思っていると演奏に響きますので、

反省するのは演奏が終わってからです。

スティック飛ばした時も一緒です。

すぐ気持ちを切り替えて、次のことを考えましょう。

そしてもし可能であれば、

落とした時もビートを止めないように出来るとなお良いです。

右手のスティックを落としたとしても、

左手と足は動かせますから、

「残せるところは演奏を続けたまま、予備のスティックを取る」事が出来れば、

リズムは止まりません。

これが出来ると、ドラマーとして一皮剥けます。

普段の練習の時から「落としたら予備を取る」、

「どうやって立て直そう」と意識して練習してみてください。

もう落としたくないからと、力で握り込まないように注意。

疲れやすくなったり、怪我の原因になります。

落として良いんです。

その為の予備です。

まとめ

スティック飛ばした、落としたはドラマーなら誰しも経験することです。

上手いドラマーさんは、もちろん飛ばさないようにも練習していますが、

飛ばした後の立て直しも上手いです。

「飛ばしちゃいけない!」ではなく、

「飛んだら予備とって立て直そう」と思うことが大事。

予備のスティックを取るのも練習です。

バンバン飛ばして、立て直しも練習しましょう!

ではまた!(=゚ω゚)ノ