ドラム

シンバル系の汚れ、くすみは「楽器の歴史」と思おう

新しいクラッシュシンバルやハイハットを買うと、

「すんごいピカピカ!よーし、大事に使うぞー!」

と思いますよね。

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でも使っていくうちに

・指紋の跡が付いた

・叩いた時の跡が付いた

・なんだかくすんで汚れてきた

なんて事になります。

「ああ、、、あんなにピカピカだったのに、、、」

なんて気を落とす人も。

そんな時にドラム講師がどうしているかについて、

ふわっと書いていきます。

ではいきましょー!

楽器の汚れは防ぎきれるものでは無い

どんなに綺麗に使ったとしても、楽器は少しずつ汚れていきます。

よく楽器屋さんに「なんちゃらファイバーでキレイに磨ける布」も売っていますが、

それで毎回拭いたとしてもだんだんと汚れは付きます。

手入れをして「ピカピカを長持ちさせる」ことは出来ますが、

「どれだけ使い込んでもピカピカ」は無理です。

特に

・クラッシュシンバル

・ライドシンバル

・ハイハット

などは、使う機会も非常に多いのでだんだん「汚れ、くすみ」ます。

まずはそこを理解していきましょう。

汚れ、くすみは「楽器の歴史」と思えれば楽しい

汚れやくすみを防ぎきれないのであれば、向き合い方を考えましょう。

個人的なオススメは、それを「楽器の歴史」と思うこと。

物にも歴史があるように、楽器にも歴史があります。

同じ楽器を使っていても、使う人が違ければ当然使い込み具合も違います。

叩き方や使う条件もそれぞれですから、

だんだん付いていく汚れに、同じものはありません。

そう思うとなんだか

「楽器をだんだん自分で作り上げる」みたいな気分になりませんか?

私は汚れも楽器の一部だと思っているので、

シンバルがくすんでいくのを見て

「おー、育ってきたなぁ」と感じてます。

わざとではなく、普通に使っていて付く汚れや傷は、

そんなに神経質にならずに楽しんで見て下さい。

使っていくと音色が変わる

楽器は使い込んでいくと音色が変わる場合があります。

シンバルも「音が乾いてくる」なんて表現をされることがありますね。

・買ったばかりの頃の音が好き

・使い込んできた時の、乾いた感じの音が好き

など、この辺りは好みが分かれます。

私なんかは新品の頃の音も好きですが、

使い込んだ音も結構好きです。

金属疲労や汚れ、サビが影響するんでしょうね。

ちょっとシャープになったりします。

シンバルが「乾く」というのが実際に水分量が飛んでいくのか、

比喩なのかは知りません( ゚д゚)

スネアなんかの木のシェル(胴体)は実際に乾くみたいですが。

ちなみに余談で、

日本製のドラムセットをアメリカに持っていくとめちゃめちゃ鳴る場合があるらしいです。

日本は湿度が高いので、その条件で鳴るように出来ているとかなんとか。

アメリカは湿度が低いので、余計に木が乾いて鳴るそうな( ゚д゚)

使い込んでいくと出てくる変化は何も見た目だけではありません。

音にも現れます。

そこも含めて「自分で楽器を作る」のを楽しんで見て下さい。

シンバルクリーナーなどを使えばある程度輝きを取り戻す

「やっぱり、シンバルはピカピカにして使いたい」

なんて方は、シンバルクリーナーなどを使って掃除する手段もあります。

表面のサビ、汚れを落としてくれる液体の研磨剤的なものを使います。

私も昔中古で買ったサビサビのハイハットを、

シンバルクリーナーを使ってキレイにしたことがありますが、

緑のサビがみるみる取れていきました。

それでも「ある程度」ではあると思います。

簡単なサビや汚れであれば落とせますが、

サビの度合いが酷かったり、すると・・・( ;´Д`)

あとは、傷もくすみの原因。

傷を無くせる訳ではありませんので、「超ピカピカ!」とはいきません。

「ピカ」ぐらいなもんです。

表面に特殊な加工がしてあるものによっては

「クリーナーを使ったら逆に輝きがなくなった・・・」なんてこともありますので、

注意が必要です。

まとめ

シンバル系は見た目の輝きが目立つ分、汚れやくすみも気になります。

それを見て「あ・・・汚れちゃった・・・」ではなく

「使い込んで、自分の楽器を育てる」ように捉えるのがおすすめ。

無茶な使い方をしてわざと傷を付けたりするのは話が別ですが、

大切に使っていて付いていく汚れや傷、くすみは勲章です。

楽器の歴史を楽しみながら、大切に使っていきましょう!

ではまた!(=゚ω゚)ノ