何事にも「練習」ってありますよね。
ドラムに限らず、他の楽器も最初はわからないことだらけでも、
どんどん練習して上手くなっていくものです。
でも家でなかなか練習する気になれない・・・なんて方も多いと思います。
「練習したくないけど、出来ればすぐに上手くなる方法はないかな！」
と思ってる方もいるでしょう。
「そりゃ無理だ( ﾟдﾟ)」ってお話を、
ドラム講師がふわっと書いていきます。
ではいきましょー！
ケース１「すっかり忘れてる」
まずはレッスンであった例を紹介しますので、
それを客観的に見ていきましょう。
前回レッスン時、パターンの練習中。
生徒さん「なんとなくわかってきた！けどコレ難しいですねぇ・・・」
私「失敗しながらでいいので、まずは作りを理解していきましょう！」
生徒さん「頑張ります！」
次回レッスン時
私「では前回やった難しいパターンをおさらいしていきましょう！」
生徒さん「・・・そんなのやりましたっけ？」
私「」
みたいなやりとりがたまにあります。
ポイントは「一切覚えていない」ところですね。
何もお家で必ずスティックを使って動かすのだけが練習ではありません。
前回「何をやったか？」を、頭で思い出すだけでも立派な練習です。
練習をせずに一定期間空いてしまうと、
綺麗さっぱり忘れてしまう事があります。
コレがまだ「あー、なんか難しいのやりましたね！えーっと・・・」
ならまだいいんです。
なんとなくでも覚えていれば、思い出せる可能性はあります。
こちらで少しヒントを言えば「思い出した！」となるかもしれません。
しかし、全く忘れている場合は
もう一度覚えるところから始めることになりますので、
前回の練習内容が活用しきれませんね。
練習しない期間が長ければ長いほど、
もう一度振り出しに戻ってしまう事があります。
ケース２「家でる前にちょっとやったのに出来ない！なんで！？」
ついでにもう１つご紹介。
曲の練習もかなり進んできて、演奏時間もだんだん長くなり、
覚えることも増えてきた生徒さん。
失敗する機会も増えるので、上手くいかないこともあります。
失敗した時に
「さっきちょっとやってきたのに！全然出来ない！悔しい！」
と落ち込んでいました。
話を聞くと
「さっきちょっとやるまでは何もしていなかった」との事。
「ちょっと練習した」ところはすごく評価をしてあげたい。
ついつい楽な方へ考えてしまうことも多い中、
家で練習する事は結構難しい事なんです。
でも先ほど同様、
空いている時間が長かった為忘れてしまっていることもあったと思います。
せっかく練習したのに、勿体無いですね。
練習したのに、その練習時間が足らないんです。
楽しみたいのか？上手くなりたいのか？を考えよう
独学で学ぶ方でも、レッスンを受ける方でも、
・「楽しんで演奏出来ればいい」のか
・「上手くなりたい」のか
自分はどちらの方が重要か考えてみて下さい。
楽しみたい
「そんなに難しい事は出来なくていいから楽しく演奏してみたい」
という生徒さんもたくさんいらっしゃいます。
それなら目一杯楽しんで演奏しましょう(=ﾟωﾟ)ﾉ
失敗しても「ここ難しいな〜！あはは！」と楽しめればいいんです。
楽しみながら繰り返していくうちに、だんだん出来るようになることも増えます。
最初はすぐに忘れてしまっていたことでも、
時間をかけて何回もやるうちに覚えてきます。
上達するスピードはゆっくりかもしれませんが、
しっかり「音」を「楽しむ」音楽になりますので、やっていて楽しいです。
私も独学でベースを練習中ですが、このスタンスでやってます。
時間はかかりそうですが、あんまり焦ってないので楽しくやれてます。
上手くなりたい
「上手くなりたい」気持ちの方が強いようであれば、
もっとたくさん練習しましょう。
練習すればするほど、体は答えてくれます。
練習したけど上手く出来ないなら、
まだ練習時間が足らないか、テクニックが足らないかもしれません。
「今どんな練習をどのくらいすればいいか」
「自分に必要なテクニックは何か」を、
しっかり探すのが練習です。
闇雲に頑張るのではなく、練習内容に目的を持つようにしましょう。
さらに、レッスンを受けている人に注意をして欲しいのは
「レッスン受けてるから、練習しなくてもいいや」にならないように注意。
レッスンを受けたからといって、無条件にすぐ上達するわけではありません。
早く上手くなりたいなら、レッスン時間外での練習量が物を言います。
上手くなりたいなら、自分で練習する癖をつけましょう。
まとめ
「練習したくないけど、早く上達したい」のはほぼ無理です。
・練習していないけど、出来なくて悔しい
なら練習しましょう。悔しがるのはそれからです。
・ちょっとだけ練習したのに、全然出来るようにならない
なら練習時間が足りてません。もっと練習しましょう。
・レッスン受けてるから、練習しなくてもすぐに上手くなるはず！
ではありません。レッスンはあくまで「きっかけ」です。
それを活かしたいなら練習しましょう。
「早く」上手くなりたいなら、日々の練習は必須です。
最初はしんどいかもしれませんが、練習癖を頑張ってつけましょう。
逆にゆっくりでもいいなら目一杯楽しみながら続けて下さいね！
ではまた！(=ﾟωﾟ)ﾉ
