ドラム

クラッシュシンバルとバスドラムの関係

クラッシュシンバルに、どうにもインパクトが無い、

音量が出きってない。

なんて方をよく対バンで見かけます。

ロックのバンドだと特に目立ちます。

リズムがズレてるわけでは無いんです。

でも、どうにも一味足らない。

その解決方法について、ドラム講師がふわっと考えていきます。

ではいきましょー!

クラッシュの音量が小さい場合

「クラッシュの音が小さい・・・もっと強く叩かなきゃ!」

と思ってませんか?

とにかく力でぶっ叩くドラマーさんをたまに見かけます。

それ、シンバル割れます!要注意!

確かに思い切りが足りなくて、

音量が小さくなってしまっているケースもありますが、

力任せはおすすめしません。

音量が欲しい場合は、

「しっかり振り抜く」ように意識すると鳴るようになります。

スティックとシンバルの接触時間が短ければ短いほどよく鳴ります。

力で叩くと、スティックをシンバルに押し付けるようになります。

接触時間が長いんです。

音は鳴らないし、シンバルは割れるし、

場合によっては怪我もしやすいです。

いいことありません。

音量が気になる場合は

「振り抜いてシンバルを鳴らす」ように意識してみてください。

大事なのはバスドラム

音量は出てるのに、どうにも一味足りない。

インパクトに欠ける。

そんな場合は、クラッシュが原因じゃないかもしれません。

バスドラムが曖昧になってる事が多いです。

よく見かけるのは、

バスドラムの

・音量が足りない

・クラッシュとのタイミングがズレてる

・そもそもバスドラム踏んでない

ですね。

例えばこんなドラマーさん。

ちょっとしたキメでシンバルを叩く時に、

シンバル2枚を両手で叩いていて見た目はすごくいいのですが、

バスドラムをその時に踏んでない。

クラッシュの音量がバッチリでも、

バスドラムが無いと「インパクト」が出ないんです。

別に悪くは無いんです。

でも、ちょっと物足りない。

初めて入るラーメン屋さんで、

「見た目もいいし、味も悪く無いんだけど、なんか一味足らない」

あの感じです。

もったい無いですね!

ロック系の場合は特に、

「クラッシュシンバルとバスドラムはセット」

だと思ってください。

普段の練習から、

シンバル叩くときは一緒にバスドラムをしっかり踏む

クセをつけておきましょう。

シンバルにばかり気を取られて、バスドラムが疎かになると、

インパクトに欠けるんです。

音量バランス、タイミングも大事

先ほど少し触れましたが、

・バスドラムの音量が足りない

・シンバルとのバスドラムのタイミングがズレてる

場合も多いです。

バスドラムの音量が足りない場合は、

しっかり踏むように意識してみてください。

「踏む」だとちょっと力任せなイメージがあるので、

「しっかり落とす」イメージの方がおすすめ。

音量を出すのに、力は要らないんです。

タイミングがズレる場合は、

シンバルにばかり気を取られてる可能性があるので、

「しっかり同時に音を出す」ように意識してみて下さい。

シンバルとバスドラムのタイミングがちょっとズレてると、

なんだかバタバタ聞こえます。

特にバスドラムはしっかり踏むと音が目立ちますから余計ですね。

「同時」って、実は結構難しいんですが、

こちらは意識するだけで大分変わります。

どちらも「張りきり過ぎる」と裏目に出ますので、

注意が必要です。

あとは音量バランス。

ドラムの大変なところは、音量を自分で操らなければいけないところ。

ギターやベースみたいに、

ボリュームを調整するツマミがついてるわけではありません。

ライブ時などはドラムもPAさんがマイクで拾って多少調整してくれますが、

普段はそうもいきませんよね。

スタジオ練習では生音です。

普段の練習から「音量バランス」までしっかり気を配ってるドラマーさんは、

ライブでも上手いです。

シンバルとバスドラムの音量バランスをしっかり考えてあげるといいです。

私の場合静かな曲なんかは、

シンバルよりバスドラムの音が目立つように意識して叩いてます。

バスドラムがしっかりしてると、シンバルはそんなに音量なくても大丈夫なんです。

まとめ

クラッシュシンバルをしっかり生かすには、バスドラムが大事です。

ついつい手の事ばかりに気を取られてしまいますが、

しっかり足も意識してあげて下さい。

「シンバルとバスドラムは基本的にセット」

のクセをしっかりつけて、

タイミング、音量バランスにまで気を配れると、

演奏がもっとカッコ良くなりますよ!

練習を録音しておくと後で確認が出来ていいです。

ではまた!(=゚ω゚)ノ