ドラム

リズム感は「無い」わけじゃない!うまく使えないだけ

よく問い合わせで

「自分リズム感が無いんですけど、ドラム出来ますか?」

なんて質問をされます。

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実はリズム感が「無い」なんて人はいません!

自分でリズム感を「使おう」と意識してうまく出せないだけです。

練習次第でどうにでもなります。

リズム感について、ドラム講師がふわっと書いていきます。

ではいきましょー!

リズム感がなかったら歩けない

「リズム感はみんな持ってますよ!」とお伝えすると

「えー?うっそだ〜( ゚д゚)」なんて思う方もいると思います。

そんなあなたに!

みんな持ってることの証明が「歩ける」事です。

リズム感って聞くと

・テンポがキープ出来る

・同じ事が繰り返して出来る

なんてイメージがあると思います。

曲に合わせて手拍子するとかですね。

歩くときって意識していませんが

「一定のリズムで同じ事を繰り返して」いませんか?

ということはリズム感が本当に無ければ、「歩けない」なんてことになります。

何気なく歩いている時に

・急に早くなったり

・急に遅くなったり

しませんよね?

テンポがキープできてる証拠です!

でも、「意識していない」のがポイント。

もしかしたら

「今から一定のリズムで歩こう」と意識すると、

うまくいかなくなるかもしれません。

リズム感が無い、悪いというのは

「意識するとうまく使えなくなるだけ」なんです。

リズム感を「道具」と考えたらわかりやすいかもしれません。

ハサミなんかそうですが、

まだ使った経験が浅い子供なんかは上手に切れなかったりしますよね。

お父さんお母さんに「こうやって使うんだよ」なんて教わりながら。

繰り返して行くうちに「使い方」がだんだんわかってきて、

慣れれば無意識に使えるようになります。

手に持ってる道具をうまく使えるようになるためには、

「どうやったら上手く使えるようになるか」を考えながら、

繰り返し練習が必要ですね。

リズム感も一緒です。

手には持ってるんだけど、今まで使う機会がなかったから練習出来てないんです。

練習していけば「意識して使える」ようになります。

リズム感が「無い」なんてことはありませんので安心してください。

正確なリズムを教えてくれるのはメトロノーム

リズム感を養う練習をするときに必要なのは

「正確なリズム」を知ること。

道具だって、どうやって使うか?何に使うか?

「何が正解か?」が分からなければ使い方がわかりませんよね。

それを教えてくれるのがメトロノームです。

特にドラマーさんは「正確なリズムをキープする事」を求められる事が多いので、

他の楽器よりもリズムの練習をする必要があります。

普段からメトロノームを使ってリズム感を鍛えましょう。

簡単な練習方法を幾つかご紹介

リズム感のトレーニング方法をいくつか。

単純に見えるものでも、かなり効果があります。

メトロノームに合わせて手拍子してみる

最近はメトロノームもスマホで無料アプリがありますので、

手元になければ使いやすそうなものをダウンロードしてみてください。

ちなみに、メトロノームが無くても時計でも代用出来ます。

最初のテンポは60がおすすめ。

テンポ60というのはざっくり言うと

「1分間に4分音符が60回なりますよ」の事です。

ちょっとゆっくりに感じるかもしれませんが、

ゆっくりの方がごまかせないのでいい練習になります。

ちょうど1秒と同じタイミングなので、時計を見ながらでもいいです。

それに合わせて手拍子をしてみましょう。

毎回しっかり1秒の長さをイメージして、

メトロノームの音をよく聴きながら叩きます。

ズレた時に

・自分が早かったか?

・自分が遅かったか?

どっちにズレたか確認しながらやりましょう。

ズレちゃいけないわけではなく、

ズレたら直せばいいので半分遊びながらで構いません。

1分間ズレなければ大したものです!

慣れてきたらテンポを10ずつ上げてみて、

テンポ120ぐらいまでチャレンジ。

手拍子から応用して

「膝を右手左手交互に叩く」のもやってみてください。

曲に合わせて手拍子する

メトロノームじゃなくて、なんか好きな曲でもいいです。

「リズム、テンポがどこかわかんない」場合は

自分が感じるリズムで構わないので、それをキープしましょう。

正確なリズムを学びたい時は、出来れば割と近年の曲の方がいいかもしれません。

昔の曲はレコーディング時に、

メトロノームを使わずに演奏しているものがありますので 、

曲によっては途中でテンポが揺れていたりします。

ただ、揺れている曲でも

「合わせる」感覚は養えますので、練習になります。

カウントを口でずーっという

メトロノームで曲に合わせてでもどちらでも構いません。

「1、2、3、4」と口でずーっとカウントいいながらリズムに合わせましょう。

リズムの区切りがどこかがよくわかりますので、

1小節の長さを養えます。

曲に合わせる場合はちょっと注意が必要で

4/4拍子じゃない部分があると、カウントがズレてしまいます。

「あれ?なんかひっくり返ったな?」なんて時はもしかしたら

拍子が違う部分があったかもしれません。

ズレたら直せるところからもう一度カウントを始めましょう。

曲に合わせて歌いながら、音量を変える

これは応用編。

自分が歌える曲を流します。

歌詞が分からなければ、鼻歌でもいいです。

歌いながら、流している曲の音量を0にしましょう。

そのまま歌います。

ちょっと経ったら音量を上げてみて、ズレていないかチェックしてみましょう。

ズレていたら「どっちにズレたか?」しっかり確認して、もう一度チャレンジ。

合っていたら、今度はさっきより長い時間音量を0にしてみましょう。

走るのかモタるのかよくわかりますので、

自分の癖を知るのに有効。

遊びながら出来ますので、ゲーム感覚でやってみてください。

まとめ

リズム感は、実はみんな最初から持ってます。

「使おう!」と思うとうまく使えないだけです。

単純に「リズム感と言う道具」を使った経験が少ないだけですので、

たくさん経験すればいいんです。

「リズム感がいい」なんて人は、

楽しみながらよく音楽を聴いていたり、聴きながら体を動かしてノッていたり。

練習と思ってないだけで、使った経験が多いんです。

上記で紹介した方法なんかは遊びながら出来ますので、

楽しみながら経験してみましょう!

ではまた!(=゚ω゚)ノ