ドラム

このテンポで〇〇な訳がないと決めつけない

ドラムをやる上で、テンポキープはとても大事なものです。

テンポキープを意識していると出てくるのが

「走る」と「モタる」ですね。

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この2つとはずーっと付き合っていくものですが、

上手に付き合うにはどうしたらいいか?を

ドラム講師が書いていきます。

ではいきましょー!

速い!から走れない?

速いテンポって大変ですよね。

手が忙しかったり、追いつかなかったり。

「ズレないようにしなきゃ!」

と思う前に、どっちにズレているかわかっていますか?

「速い!自分が遅くなってるはずだ!もっと上げなきゃ!」

なんてすぐ考える方は一度確認をしてみてください。

たまに「自分が走ってる」場合があります。

レッスンでシングルストロークの速さを上げる練習をしている時によく見ますが、

「自分がこのテンポで走れる訳がない」と

無意識に決め付けている事があります。

実際は自分が走っているのに、

ズレた = 自分がモタっている

と考えるのでさらにスピードを上げようとします。

これだと

走ってた → 直そうと思って、もっと走った

になっちゃいます。

瞬間的にはもっと早く動くということなので、

「いい発見」にもなりますけどね。

叩いてることで一杯一杯になっていると、

周りの音が聞こえなくなるんです。

メトロノームや周りの音が、聞いてるようで聞こえていない状態ですね。

どっちにズレたかを判断するには

「落ち着いてメトロノームや周りの音を聞く」必要があります。

テンポがズレた場合は「〇〇なはずだ!」と決め付けずに

「どっちにズレたかな?」を落ち着いて確認してみてください。

自分が走っていることがわかれば

「なんだ、もうちょっと余裕あるじゃん!」

という気持ちで叩けますね!

遅い!からモタらない?

遅いテンポの時も一緒で、

「こんなに余裕なテンポなんだから、遅くなるわけないじゃん」

と決め付けてしまわないように注意です。

「遅い」と感じている曲でも、モタる時はモタります。

遅いのを我慢できなくて走る場合もあれば、

走らないように意識しすぎてモタる場合もあります。

速くても遅くても、必ず落ち着いてズレを確認するようにしましょう。

練習していけばどんどん変わる

速いテンポで実際に追いつけない事もありますよね。

でも、練習を続けていけばだんだん動くようになってきて

操れるテンポも変化していきます。

今までは走れなかったテンポでも、ゆくゆくは走れるようになるかもしれません。

「今まで走れなかったから」も決め付けですね。

車の運転と一緒です。

「だろう」と思っていると変化に気付けません。

「もしかしたら〜〜かもしれない」と思うのは大事です。

特に速さは「その日の調子」もあります。

・なんだか今日はよく動く

・いつも動く速さが動かない

など、日によって違う時もあります。

遅いと感じるテンポでも同じ。

「いつも走ったりモタったりしないテンポだから、大丈夫だろう」

と気が緩んでいると、ズレに気付きづらくなりますし、

油断はズレにつながります。

余裕があるテンポでも

「ばたつかないようにしっかり演奏しよう」

という気持ちは忘れないようにしたいですね。

判断ができなければ録音してみよう

テンポキープに慣れていなかったり、

メトロノームに合わせることに慣れていなかったりすると、

最初のうちはどっちにズレたか判断が付きづらいかもしれません。

そんな時に試したいのが「録音」です。

今はスマホ一つで録音も録画もできる時代です。

スマホがなくても、安いICレコーダーであれば数千円で買えます。

録音すると自分の演奏も「第三者視点」で落ち着いて聴けますので、

「ズレてるのはわかるんだけど、どっちか自信ないなぁ・・・」

なんて場合は録音して、後から確認してみるのも手です。

私はバンド練、ライブは必ず録音して、

帰り道に確認がてら聴きながら帰路につきます。

まとめ

〇〇なはずだ!と決め付けると、本来と逆に直してしまう場合があります。

ズレたらその都度落ち着いて「どっちだろう?」と確認する癖をつけましょう。

テンポキープはドラムを続ける上でとても重要なことです。

普段の個人練からしっかりメトロノームを使って、

テンポキープをものにしましょう!

ではまた!(=゚ω゚)ノ