ドラムを練習していると、
「このビート難しい！」
「フィル細かいな！」
なんて事が多々ありますよね。
難しいフレーズを叩けるようになるコツを
ドラム講師がふわっと考えていきます。
ではいきましょー！
まずは頭で理解しよう
ビートでもフィルでも一緒ですが、
新しいパターンを覚える時は、まず頭でしっかり理解をする必要があります。
・バスドラムはどこで踏むか？
・どのリズムを使ってるか？
・楽器の組み合わせはどれか？
などですね。
バラバラに出来るところは分解して考えてみましょう。
特にフィルは１拍単位まで分解出来るとわかりやすくなります。
「長いフィルは丸暗記してる」なんて方はちょっと注意。
丸暗記も方法の一つですが、
ちょっと応用力にかけます。
楽器の組み合わせが多いので勘違いしがちですが、
リズム譜って、実はそんなにいっぱい種類があるわけではありません。
ある程度のリズムを覚えてしまえば、後は組み合わせです。
まずは叩く前に「どんなリズムの組み合わせか？」を確認しましょう。
口で言ってみる
ボイスパーカッションってありますよね。
あの口でいろんな音やリズムを表現するやつです。
実は、あれが結構いい練習になります。
ビートも
「ド、ツ、タ、ツ ド、ド、タ、ツ」
「ドンタン ドドタン」
なんて口で表現出来ますし、
フィルも
「タンタタ タンタタ」
「ドン、タタ タタドン」
なんて、やっぱり口で音に出して言えるんです。
細かすぎるフレーズは別かもしれませんが、
私はそれでも出来るだけ口で言ってみてます。
私であれば例えば
ハイハット 「ツ」
スネア 「タ」
バスドラム 「ドン」
なんて表現することが多いですが、
音は自分がわかればなんでもいいです。
試しに口で表現してみてください。
速くて口が回らない場合はゆっくりからでかまいません。
口で言えないフレーズは叩けない
ここが大事なポイントです。
面白いもので、口で表現出来ないフレーズは叩けない事が多いです。
口で言えない ＝ まだ頭で理解出来ていない
んです。
この状態で練習しても、出来るようになるまで時間がかかります。
口で言える ＝ 頭では理解してる
ようになってから練習に取り組んだ方が効果的。
そもそも頭で理解していないと、体はなかなか反応してくれません。
フィルを一つ譜面を使って説明してみます
「トン、タタタタドン」みたいな音が出るフィルです。
読む順序は
１、まずはリズム譜を「音階無視」してスネアだけ（リズムだけ）で１拍ずつ読んでみる
このパターンであれば、使ってるリズム譜は２つ。
前半部分が「タンタタ」
後半部分が「タタタン」
です。
２、繋げて読んでみる
「タンタタ タタタン」
（真ん中の空白は説明の為に空けていますが、実際はスムーズに読んでください）
３、バスドラムの位置を確認する
この場合は調度リズムの切れ目（１拍）に入ってます。
４、音階を入れて読んでみる
使ってるのは
ハイタム
スネア
フロアタム
です。
表現する音は自分がわかればなんでも構いませんが、
私であれば
「トンタタ タタドン」
なんて表現します。
ハイタムが「トン」
スネアが「タ」
フロアタムが「ドン」ですね。
こう読んでいくと、
「ああ、リズム譜は２つ使ってるんだな。
バスドラムが調度いいところに入ってるから、リズムの切れ目でしっかり踏もう。
使う楽器は最初にハイタム、スネア、フロアタムか」
としっかり理解出来るようになります。
理解してから実際体を動かしたほうがわかりやすいですよね。
理解しきれてない状態でいきなり手順４つ目から読むと
「トンタタタタドン」という、「１つの長いフレーズ」として捉えがち。
読み慣れている上級者はそれでいいのですが、
慣れないうちは「リズムの切れ目」を意識しないと、
叩く回数がわからなくなったり、リズムキープが曖昧になったりします。
少しめんどくさく感じるかもしれませんが、
慣れるまでは「１拍単位でバラバラに考える」ようにしておくと、
だんだんスムーズに理解出来るようになります。
まとめ
「うまくいかない！」フレーズは、
口で読むようにすると理解力が上がります。
問答無用で繰り返して体に覚えさせるのも方法の一つですが、
まずはしっかり「作り、組み合わせ」を理解して、
ボイスパーカッションみたいに表現してみてください。
口で言えない ＝ まだ理解しきれてない
かもしれません。
歌みたいに、口でもドラムを表現出来るようにすると、
「難しいと思ったけど、意外とすんなり出来た」
なんて事も。
騙されたと思って試してみてくださいね。
ではまた！(=ﾟωﾟ)ﾉ
