ドラム

出来ないところを「見る」と練習効率は上がる

ビートもフィルも、ドラムにはいろんなパターンがあります。

「ここ、足が上手く動かないんだよなぁ」

「なんか左手のタイミングが曖昧だな・・・」

なんて、最初はうまく動かせない事もたくさん。

そんな時「見る」だけで、出来るようになった!

なんて事があります。

練習中に「自分の体を見る」メリットについて、

ドラム講師がふわっと書いていきます。

ではいきましょー!

出来ない部分を自分の目で見よう

上手く動かせないパターンに当たった時に、

どこを見ながら練習していますか?

多くの人は「どこも見ていない」です。

宙を見ていたり、目をつぶっていたり。

譜面が置いてあると、譜面とにらめっこしていたりもしますね。

どっちにも共通するのは、自分の体は全然視界に入っていません。

実はこれ、かなり勿体無いです!( ゚д゚)

自分の体がどう動いているのか?

どこでつまずくのか?

間違ってるところはないか?

などなど、しっかり自分の目で確認してみて下さい。

「百聞は一見にしかず」とはよく言ったもので、

見ればすぐわかります。

でも「見れない」人が多いんです。

どうやらプライド的なものが邪魔をするようで、

出来ないところは見たくないから無意識に目を逸らしてしまう事があります。

レッスンでも

6〜7割の人は「出来ない部分(体)を見ながら叩いてみてね」と言っても

全然違うところを見ています。

例えば足が上手くいかないビートパターン。

「足を見ながら」とお願いしても、気がつけば視線は上を向いています。

例えば左手のタイミングを意識したいパターン。

「左手見ながら」をお願いしても、気がつけば目をつぶっています。

ちょっとややこしいフィル。

「なんとなく覚えてきたら譜面から目を離して」とお願いしても、

いつまでも譜面から目を離せない。

どのケースでも3回ぐらいお願いして、ようやく体を見始める方が多いです。

この「体を見る」のは一簡単そうに思えて、実は難しいんですね。

無意識に出来ている人もいますが、意識したほうが効果的だと思います。

見ると、どこがおかしいかよく分かる

自分の体をみていなくても、

失敗した時に「上手くいかないな」は感覚的にわかるのですが、

「どこが」まで気がつけない事も。

バタバタしたから、失敗したのはわかる。

でも、どこがバタついてるかがわからない。

右足?右手?左手?

タイミングは?

早かった?遅かった?多かった?

など、自分の体には情報がたくさん!

目で見ないと、この「上手くなれる情報」が拾いきれないです。

例えば、ビートパターンで足が上手くいかない。

では足を見てみましょう。

やりたいパターンより、足の回数は多かったり少なかったりしていませんか?

回数はあっていました。

でもなんだかバタバタします。

踏むタイミングはどうでしょう?

踏みたい音は、手と一緒ですか?

それともかわりばんこにくるようなパターンですか?

ハネてる?ハネてない?

踏む場所もタイミングもわかりました。

でも繰り返せない。

変に力んで足に力が必要以上に入っていませんか?

足に限らず、手は?肩は?どこか妙に疲れるところはありませんか?

やった!出来ました!(=゚ω゚)ノ

となるのが、体を見るメリット。

どこを直せばいいか、目で見て頭でしっかり理解出来るので、

ただがむしゃらに繰り返して練習するより効率が段違い!

練習時間だけじゃなく、効率も考えよう

同じ時間練習するなら、効率はいいほうが良いですよね。

「あいつ上手くなるの早いな!」

なんて人は、純粋に練習時間も多いですが、

その中でもさらに効率よく練習しているんです。

1日に2〜3時間「なんとなく」練習するより、

1時間しっかり自分の体を確認しながらする練習のほうが良いです。

練習時間もたくさん取って、なおかつ自分の体も見られたら最高ですが、

そこは自分の集中力と相談しましょう。

人間の集中力は40〜50分ぐらいしか保たないと言われていますので、

適度に休憩も入れましょう。

張り切りすぎて気がついたら「なんとなく練習してた」ようにならないように注意。

個人練習をしているときは、自分の体を見る癖をつけて見てください。

スタジオだとドラムの前は大体鏡張りになっていますので、

全体をチェックしたいときは鏡で確認してもおk!

まとめ

「自分の体を見て練習する」のは簡単そうで実は結構難しいです。

でも、見るだけで練習効率がグーンと上がります。

出来ないパターンで体を見るのはもちろん、

パッドでの基礎練習、ドラムセットを使う個人練習の時も、

意識して自分の体を見ながら練習して見てくださいね!

どうせ練習するなら効率良く(=´∀`)人(´∀`=)

ではまた!(=゚ω゚)ノ