ドラム

初心者がドラムを家で練習する時に必要なもの

「ドラムって、家で練習できるの?」

なんて疑問に、ドラム講師がふわっとお答えします!

「始めてみたいけど、ドラムセットなんて買えないから・・・」

なんて方は読んでみてください。

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ではいきましょー!

家にドラムセットは必要ありません

そもそもドラムセットを買う必要はありません。

現に私はドラム講師をしていますが、

家にドラムセットなんかありません!

自宅に完全防音環境がある方は話が別ですが、

なかなかそんな環境の方はいないですよね。

一般家庭で生ドラムを叩くのは、

ご近所迷惑になりますので現実的ではありません。

ギター、ベースなどの楽器は本物の楽器が手元にないと練習できませんが、

ドラムは無くていいんです。

なので、ある意味始めやすい楽器です。

初期投資は全然かからないので、安心して下さいね!

最初に必要なものは?

まず必要なのは「スティック」です。

ぶっちゃけ最初はこれだけあればいいです。

大体1セット1,000円前後。

最初にかかる費用はこれだけ。

お手軽ですね!

なんなら始めたてはスティックすら無くても家で練習出来ます。

手で膝をパタパタ叩いてるだけでも結構練習になります。

最初のうちは「体の動かし方」や「リズムパターン」を勉強するので、

あんまり派手な動きはしません。

例えば座った状態で、

右足踏む・右手で膝叩く・右足踏む・左手で膝叩く

なんて順番で動かしてみてください。

ゆっくりで構いません。

出来たらしばらく動かし続けてみましょう。

うまく繰り返せたら、少し速さを上げてみてください。

どうですか?

単純だけど、結構難しくないですか?

手と足が一緒になっちゃったり、途中でこんがらがると思います。

これも立派な練習の一つです。

こうやって家ではスティックがなくても、体の動かし方は勉強出来ます。

でも実際セットに座る時に必要ですので、

スティックは買っておきましょう。

メトロノームは出来れば用意しよう

リズム楽器を練習する際に必要になるのが「メトロノーム」

テンポをキープするのがドラマーさんの大事なお仕事なので、

普段からメトロノームを使ってテンポをキープする事に慣れたほうがいいです。

買うと値段はピンキリですが、安いとこれも1,000円ぐらいからあります。

「初期投資は少しでも抑えたい!」

なんて方はスマホのアプリにもありますので、探してみてください。

あると便利なもの

練習パッドと言われるものがあります。

叩く部分がゴムとかで出来ていて、消音しながら打撃感を養うものですね。

これはあるとすごい便利です。

うまくなってきたドラマーさんは、

「家での練習はパッドが一つあれば充分だ」

なんて言います。

最初から揃えなくても構いませんが、

ゆくゆくは準備することをおすすめします。

電子ドラムもあるとすごい便利ですが、

少々値が張るのと、置く場所や環境を選ぶので必須ではありません。

「上達した時に考えよう」ぐらいでいいです。

うちにもありますが、もう壊れてて音は出ないです・・・。

そのまま練習パッド代わりに使ってます。

家では基礎練習がメイン

上手いドラマーさんは、

家ではルーディメントと呼ばれる「基礎練習」をしてることが多いです。

力の抜き方や、体の動かし方、リズムパターンなどを

メトロノームを使って確認します。

実際にドラムセットに座って叩くのだけが練習でありません。

私も始めたばかりの頃は

週間雑誌にガムテープ巻いてポコポコ叩いてみたりしてました。

今思えばあれも結構練習になってました。

最初は「なんとなく」で全然構いません。

膝でも雑誌でもいいので、まずは叩きなれること。

だんだん知識がついてきたら練習パッドに切り替えて、

スティックの跳ね返りや、早く動かせるようになる練習など、

しっかりとした基礎練習に変えていけばいいんです。

家では「基礎の土台」を作ってあげて、

実際にドラムセットに座った時に「応用できるようにする」イメージですね。

ドラムセットの練習が必要な時はスタジオへ

とはいえ、いつまでも練習パッドだけという訳にもいきません。

曲の練習や実際叩いて確認したい時は、

ドラムセットが置いてある音楽スタジオを借りましょう。

「なんか高そう!」って思う方が多いのですが、

個人練習だと1時間600〜800円ぐらいで借りられます。(地域によって変動します)

ドラムセットや電子ドラムを買うぐらいなら、

借りたほうが断然安上がりですね!

しかも周りへの騒音も気にせずに叩けます。

家だと練習パッドでも少し周りに気を使ったりしますからね。

ストレスフリーな環境!

ドラマーさんは

・家では練習パッド

・ドラムセットはスタジオで借りて叩く

と、使い分けている方がほとんどです。

「買う」じゃなくて「借りる」のが普通です。

お近くの音楽スタジオを探してみてください。

まとめ

「楽器を買わずに始められる」のがドラムのいいところです。

スティック以外は必要になってきたらどんどん揃えればいいんです。

家では体の動かし方を確認したり、

練習パッドを使ったりして、しっかり「基礎」を固めるような練習をしてあげましょう。

テンポ60の4分音符を延々叩いて、力抜いてみるとか。

ゆっくりでいいんです。

めっちゃいい練習になります。

基礎が出来てくるとどんどん出来ることが増える楽器です。

そしたらたまにスタジオ借りて「応用」していけばいいんです。

そして最後に、楽しくやるのが一番です!

自分のペースでいいんです。

「ドラム始めてみよっかなー」なんて方は

参考にしてみて下さいね!

ではまた!(=゚ω゚)ノ