ドラム

エアードラムは練習になるの?

ドラムの練習って、家でなかなか満足に出来なかったりします。

電子ドラムだって振動はあるし、そもそも高いし。

練習パッドの「ポコポコ」した音でも、

もしかしたら環境によってはお隣さんから壁ドンされるかもしれません。

そんな時の強い味方がエアードラム!

空気を叩きましょう。

なんにも叩かないので、音も出ません。

「でも・・・これ練習になるのかな?」

なんて疑問もあると思います。

エアードラムについて、ドラム講師がふわっと考えていきます。

ではいきましょー!

実は結構練習になる

ドラマーさんの大きな悩みの1つに

「家でドラムセットなんか叩けない」がありますが、

ドラムを始めやすい理由の1つに

「ドラムセットは買わなくてもいい」があります。

良いところと悪いところは表裏一体。

自宅でドラムセットが叩ける環境の方なんか一握りしかいません。

それに家にドラムセットがあるからといって、

必ず上手くなるわけでもありません。

なんでも使う人次第ですよね。

エアードラムも一緒です。

実際に楽器があるわけではありませんが、ただなんとなく動かすのではなく

「この辺にドラムセットがあると思ってしっかり狙ってみよう」

と思いながら動かしていると、結構練習になります。

ドラムセットがなくても、体の動かし方、使い方はある程度練習出来ます。

足は実際に動かしても構いませんし、

「かかと」をつけたまま「つま先」だけで踏んだり、

つま先はつけたまま「かかとだけ」動かして「踏み真似」でも大丈夫です。

騒音と相談しましょう。

・ビートパターンを練習する

・フィルの確認をする

・曲に合わせてパターンを確認する

・体の使い方、動かし方

などは、エアードラムでも十分です。

しっかり頭でイメージしながら、力まずに動かすのがコツです。

出来たらスティックは握ろう

エアードラムで練習するとき、

「スティックいるかな?」と思いますよね。

なくてもいいのですが、出来たらスティックも握った方が効果的です。

手に持っている方が

・素振りになる

・手や指の使い方も確認できる

などのメリットがあります。

ちなみに指がしっかり使えていると、

スティックを振った際に「ペチッ」と鳴ります。

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振り上げて・・・

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降ろすとペチッと音が出ます。

仕組みとしては、スティックが手のひら(生命線のあたり)に当たった音です。

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この辺です。

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ペチッと。

ペチペチがリズムになって聞こえるので、

なんだか叩いてる気分になります。

ただし、指の力がしっかり抜けてないと鳴りません。

手首だけに頼るドラマーさんが多いですが、

力が抜けていないと腱鞘炎になったり、怪我の原因にもなります。

指も柔らかく使えるようにしておくと、叩いている時の手の負担も減ります。

エアードラムで素振りしながら、「ペチペチ」鳴るように指を使って練習してみてください。

コツは力で握りこまない事。

力で握りこんでしまうと、実際叩いた時に音が固くなります。

ふにゃふにゃ力を抜いて、指をパタパタするイメージです。

エアードラムで力が抜けてくると、

ドラムセットを叩く時も力が抜けてきます。

音も柔らかくなってきますよ!

ドラムセットを叩くときも同じ気持ちで

エアードラムで練習した柔らかい動きを、

ドラムセットを叩くときもそのまま使いましょう。

イメージは

「いつも空気を叩いていたけど、今日はたまたまそこに楽器があって音が出た」

感じがいいです。

楽器を目の前にするとついつい「力で叩きに行きがち」ですが、

本来叩くのに余計な力は要りません。

力は抜けてる方がいいんです。

音もきれいになるし、スティックも長持ちするし、楽器を痛めることもありません。

エアードラムの気持ちのままセットを叩けると、変に力まずに済みます。

動きを噛み合わせるのに最初違和感があるかもしれませんが、

そこで力まずに、「どの変で楽器に当たるかな?」と感覚は修正していきましょう。

エアーでも生ドラムでも、同じ気持ちで叩くように意識するのが大切です。

まとめ

エアードラムも、しっかり意識して練習すれば効果はあります。

ただなんとなく空中を叩くのではなく、

目の前にドラムセットがあるとしっかりイメージしながらやりましょう。

そしてエアードラムの時は

「体に力を入れないで柔らかくする」意識を持つとより効果的。

生ドラムが上手い人は、エアードラムも上手いです。

逆もまた然り。

生ドラムを叩くだけが練習ではありませんので、

いろんな形で練習しましょう!

ではまた!(=゚ω゚)ノ