ドラム

いろんなセットで叩くのも練習

音楽スタジオを借りて、スティックだけ持っていけば練習出来るのがドラム。

スネアやペダルを持っていくこともありますが、

持っていかなくてもドラムセットがまるまる置いてありますので、

別に必須ではありません。

必須なのはスティックだけですね。

練習しに行くのに、意外と身軽で済むのがドラムのいいところだと思います。

ただ、「毎回ドラムセットが同じとは限らない」楽器でもあります。

そこの向き合い方について、ドラム講師がふわっと書いていきます。

では行きましょー!

部屋が違えばセットが違う

貸し音楽スタジオさんにドラムセットが置いてありますが、

お店が違うともちろんセットも違います。

ドラムセットも種類がたくさんありますので、お店によって変わるのも当然ですね。

スタジオさんによっては

「部屋」が違ってもセットが違う場合もあります。

「同じお店を使ってるのに、前回とセットが違う!」なんて事が起こります。

ドラマーさんは、この毎回セットが違うかもしれないことに慣れる必要があります。

いろんなセットで叩くのも練習の1つ

ざっくり分けると、ドラムセットは

・大きめなセット

・普通のセット

・小さめのセット

の3つに別れます。

個人的な見解ですが、

・大きなセットが置いてあるお店は結構昔からのセットを長く使ってる

・普通のセットが置いてあるお店は、割と近年のドラムセットを使っている

・小さめにセットの音楽のジャンル、お店や部屋の大きさや、防音対策の為

だったりします。

どれが正解というわけではありません。

どれでも立派なドラムセットです!

ひと昔前のドラムセットって、タムが深い(長い)のが主流だったみたいなので、

最近のセットに慣れていると少し大きめに感じます。

胴が深くないと鳴りがイマイチだったって話です。

昔はこれが普通サイズでした。

セッティングが高めになりがち。

近年のセットは、昔のセットよりタムが浅く(短く)ても鳴るようになってきました。

楽器を作る技術の進歩ですね!

今、一般的に出回ってる「普通サイズ」はこれです。

じゃあ小さいサイズは鳴らないのか?というと全然そんなことはなく、

小さくてもしっかり鳴るセットも多いです。

ただ、音量は少し下がるのと、出る音も高めになるので、

ハードロックみたいな「重いジャンル」には合わないかもしれません。

ポップスなら全然気にならないぐらいです。

低めのセッティングが可能!

でも的も小さくなるので、狙いをしっかり定める必要はあります。

このようにドラムセットの大きさが違ったりしますが、

いつもと違うセットで叩くのも練習の1つです。

「大きいからうまく叩けない!」

「小さいから狙いづらい!」

から「出来ない!」ではなく

「このセットを上手く使うためにはどうしよう?」と

考えることが大切。

・タムが大きくていつもの傾きにならないのなら、いつもより自分側に傾けてみる。

逆にいつもの傾きにするとタムの位置が高くなるから、椅子の高さをあげて自分が上がる。

・タムが小さくて狙いづらいのなら、普段からもっと「楽器の真ん中」を狙うように意識する。いつもの場所に手を伸ばすのではなく、楽器を狙う意識をつける。

など。

どのセットでもきちんと扱えるように、

「どうしよう?」と考えながら練習しておきましょう。

私も慣れているセットの方が叩きやすいですが、

目の前にあるものを使うしかないのもドラム。

「いつもとセットの大きさが違うから失敗しちゃった!」と言っても始まらないので、

「このセットをどうやって使おうかな?」と楽しみながら考えてます。

いろんなセットを、楽しみながら使いましょう。

セッティングも細かく気にするようになる

いろんなセットでいろんなセッティングをしていると、

いつもの叩き慣れた大きさのセットの時も

・タムの角度を変えてみよう

・スネアの高さを上げてみよう

・椅子の高さを・・・

など、細かく気にするようになってきます。

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セッティングを「なんとなく」やってる方も多いですが、

細かく考えながらやっていると

「自分の叩きやすいセッティング」もわかってきます。

それに「こっちはこう」「あっちはこう」と基準が明確になってくるので、

セッティングの早さも上がります。

いろいろ試してる中で、「これいいじゃん」と思ったのは、

慣れているセットでも試してみましょう。

まとめ

自分のドラムセットを毎回持ち運ぶなら話は別ですが、

プロでもなければなかなかそんなことはしません。

持ち運ばない代わりに、いろんなドラムセットに座ることがあるのがドラマーです。

いつもと大きさが違うセットでも

「この場合はどうしようかな?」と、試行錯誤するのも練習です。

その中から自分への課題が見つかったりしますので、

「どんなセットでも使えるようにしよう」と思って練習したいですね!

ではまた!(=゚ω゚)ノ