スクール運営

講師と生徒の合う、合わないはあるか?

「習い事の先生と、なんだか気が合わない」

なんてお悩みをネットで見かけることもあります。

せっかく勇気を出して習い事を始めたのに、

先生と気が合わない・・・

なんだか悲しいですが、

実際に「合う、合わないはあるのか?」について、

個人レッスンのドラム講師が、習い事観点でふわっと考えていきます。

ではいきましょー!

「方針が合わない」はあった

スクールさんには、それぞれ方針があります。

・上達させたいのか

・楽しく続けてもらいたいのか

特に趣味系のスクールは、大きく分けたらこの2つだと思います。

私はどちらかというと「楽しく」タイプです。

もちろん上達もしてほしいので、楽しいだけではいけません。

割合で言ったら

楽しい 6〜7割

上達 3〜4割

ぐらいだと思います。

この割合はスクール、先生によって違います。

私は体験レッスン時に

「楽しくないと続けられないと思うので、楽しみながらやりましょう!」

「練習はすればするほど上達します。けど、気が向いたらでいいですよ。」

「たくさん失敗しましょう!失敗しても止まらない事が大事です!」

なんて、自分はこんな方針でやっていますよと出来る限り伝えています。

ここで、「方針が合わないな」と思う生徒さんも出てくるはずです。

うちであれば「楽しく」が方針なので、

・スクール = 厳しいところ

と思ってる方は合わないと思います。

例えばこんな事例もありました。

「子供に習わせてみたい」と、

親御さんと一緒に体験レッスンに来てもらった時の事。

私はいつも通り

「失敗していいよ!どんどん失敗しよう、悪いことじゃないから」

と子供に伝えながら体験レッスンをしていました。

するとお母さんから一言、

「失敗しないように教えるんじゃないんですか?」

とのご質問が。

私は「楽しくやってもらいたいのと、演奏を止めないようにするために、

失敗は悪い事じゃないと生徒さんにはお伝えしているんですー」

と返答しましたが、お母さんの顔の曇りは取れませんでした。

結果、入会には繋がらず。

方針が合わなかったんですね。

こればかりは仕方がないと思います。

タイプが違うかな?はある

性格が合わないと思った事は今までないですが、

「タイプが違うかな」はあります。

・理詰めより感覚

・笑いのツボ

・楽しい!と思うポイント

などでしょうか。

十人十色とはよく言ったもので、いろんなタイプの人がいます。

例えば、私は結構「理詰め」で考えるタイプですが、

「感覚」の方がわかりやすい方もいます。

そんな時は

「どう伝えたらわかりやすいかな?」

「説明はザックリで、試しにやってみよう」

なんて、そのタイプが「わかりやすい」と思えるにはどうしたらいいか?

を考えながらレッスンしています。

自分とタイプが一緒であれば、

「自分だったらこうしてもらいたいな」をそのまま実践すればいいのですが、

タイプが違うとそうはいきません。

ここで「自分の考え、教え方が100%だ!」

なんて人は先生に向いていないと思います。

本当にいろんなタイプの人がいます。

講師サイドは、そこをしっかり理解すべきです。

人として尊敬出来なければ、辞めてもいいと思う

ここは生徒サイドの目線になります。

この考え方は賛否両論あると思いますが、

そもそも「先生、講師」である前に「人」ですよね。

私も昔、習い事をしていました。

町の教室にも行ったし、専門学校でもいろんな人から教わりました。

その経験から言えば、

「そもそも人として尊敬出来るのか?」

は大事だと思います。

・気分で言うこと、態度が変わる

・「先生」だから無条件で偉いと思ってる

・お金にルーズ

いろいろありましたが、そんな人、尊敬出来ますか?

私は出来ませんでしたので、

どんなに超絶上手い先生でも、その人には習いたいと思いません。

なにも今、私自身が「生徒さんから尊敬されている」とは思ってませんが、

「『人として』、生徒さんに失礼なことはしないように」はしています。

講師業をしてみて思ったのは、

生徒さんから「先生」というフィルターがかかること。

先生 = 偉い人

みたいな感じで見られることがありますが、

そこで勘違いした講師が「自分は偉いんだ」と思うんでしょうね。

先生だって、ただの人です。

「人として合わない」と感じるのであれば、

習い事であれば辞めてしまっていいと思います。

まとめ

「方針が合わない」、「タイプが違う」は、

やり方次第で方法はたくさんあると思いますが、

「人として合わない」は、一番いただけません。

私の場合は方針は曲げる気がないので、

合わなければ仕方ないと思ってます。

タイプは違くて当然なので、

その生徒さんに合う方法を探してます。

「人として尊敬出来ない」なんて思われたくはないので、

失礼のないようにレッスンしています。

まだまだ小さなスクールですが、

生徒さんはみんな楽しく続けてくれています。

一人の町のドラム講師の意見だと思って参考にしていただければ幸いです。

ではまた!(=゚ω゚)ノ