ドラムを始めてまず悩むのが
「スティックってどう持ったら良いんだろう?」ですよね。
まず最初に言うと、叩けるならどれでも正解です。
今回は一人のドラム講師が、オススメの持ち方について、その理由と一緒に一例を紹介します。
ではいきましょー!
私はマッチドグリップ
持ち方には幾つか種類があります。
・マッチドグリップ
・レギュラー(トラディショナル)グリップ
マッチドグリップは、左右同じ持ち方をする持ち方と認識してくれれば構いません。
両手ともに普通に持つやつです。
ロックドラマーさんに多いですね。
よく動画なんかでも見ると思います。
レギュラーグリップは左右で違う持ち方をします。
ジャズドラマーさんに多いです。
右はマッチドと同じですが、左手だけ持ち方が違うやつです。
ちょっとおしゃれな感じがします。
今回紹介するのはマッチドグリップの方です。
マッチドはさらに
・ジャーマングリップ
・アメリカングリップ
・フレンチグリップ
と分かれます。
親指の向きが違うんだと思ってくれれば構いません。
・ジャーマンは「親指が横を向いている」(手の甲が上)
・フレンチは「親指が上を向いている」(手の甲が横)
・アメリカンはその中間(手の甲が斜め)
です。
どれも使いますが、私は基本的にジャーマングリップ。
![f:id:hamunosukima:20190205105410j:plain f:id:hamunosukima:20190205105410j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hamunosukima/20190205/20190205105410.jpg)
こんな感じですね。
左手しか写っていませんが、左右は対象で考えてください。
肘からスティックの先が真っ直ぐになるように持っています。
ドラマーさんはグリップを演奏中に使い分けていたりしますが、最初は混乱するので自分の基準となるグリップを決めた方がいいです。
持ち方の説明
では私がジャーマングリップの時に、
どうスティックを持っているのか?を説明していきます。
まず、スティックを乗せるのは人差し指の第一関節の上。
長さは1/3ぐらいです。
乗せたら、親指を優しく添えましょう。
この「添える」イメージは大事です。
「握る」だと力が入りすぎます。
力加減は「スティックをもう片方の手で引っ張ったら、スルスル抜けるぐらい」でいいです。
力みすぎてるとすぐ疲れますので、優しくつまんでください。
給食の時に牛乳拭いた雑巾を「うえ〜・・・」ってつまむ感じです。
この「軸」になる部分が大事です。
叩いていて、ここが抜けたりしないように注意。
そしたら中指、薬指、小指の3本は優しく「添えて」あげましょう。
この時スティックは生命線のくぼみに収めてます。
慣れないとちょっと窮屈かもしれません。
やっぱり握りこまないように注意。
写真だとこんな感じです。少し横向きの拡大です。
![f:id:hamunosukima:20190205105414j:plain f:id:hamunosukima:20190205105414j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hamunosukima/20190205/20190205105414.jpg)
写真で丸印をつけたところがありますが、
ここの隙間を埋める派、埋めない派、に別れます。
軸の隙間、埋める派?埋めない派?
私はここの隙間を埋めない派です。
理由は
「スティックが動ける遊びを作りたいから」
隙間が空いていたほうがショットの衝撃を逃がせるので、音が綺麗になりやすいです。
遊びがあるのでスティックを跳ね返しやすくなります。
ダウンストローク(1つ打ち、1打で完結している打ち方)の時はあまり実感できないかもしれませんが、
フルストローク(1つ打ちだけど、次につながる動き。跳ね返す)の時はこの跳ね返りがとても大事です。
さらにどんどん上手くなって、ダブルストローク(2つ打ち)を習得出来る持ち方です。
後で持ち方を変えるのは大変ですから、出来れば初心者のうちから力が入らない持ち方を意識するといいと思います。
私は持ち方をコレに矯正するのに、かなり時間がかかりました。
最初は独学だったので、「ただ力で握っているだけ」の状態。
手は痛いし、人差し指の付け根に水ぶくれは出来るしで、散々でした。
一度慣れた持ち方は意識しないとすぐ元に戻ります。
「手が痛い」なんて方は握りすぎの可能性がありますので、注意です。
こんなのは注意。
![f:id:hamunosukima:20190205105423j:plain f:id:hamunosukima:20190205105423j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hamunosukima/20190205/20190205105423.jpg)
親指が曲がってますね。変に力が入っているので、疲れやすいです。
親指は真っ直ぐ添えてあげましょう。
指まで使いたい
そしてこの持ち方の利点が、指を使える事です。
![f:id:hamunosukima:20190205105429j:plain f:id:hamunosukima:20190205105429j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hamunosukima/20190205/20190205105429.jpg)
「握り過ぎない」ように注意。フワーっとしてパタパタ動かすイメージがいいです。
指がフワッとしてると、手首のスナップも効きます。
指まで柔らかいと、とれる振り幅が大きくなります。
振り幅が大きくなれば、力入れなくても音量も勝手に上がります。
ジャーマングリップは「手の向きと、指を使う向きが『噛み合う』」ので、音量もしっかり出せます。
まとめ
私のスティックの持ち方について解説しましたが、これだけが正解ではありません。
現に私も色んな持ち方を練習しています。
ただ自分の中に基準となる持ち方がないと、混ざってしまい訳が分からなくなりますので、基本的にはジャーマングリップにしてる感じですね。
「試しに色々やってみよう」ぐらいで構いませんので、参考までに。
ちなみに私が使ってるスティックはこちら
![](https://www.hamunosukima.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
バランスも耐久性も申し分ないです。気になる方はチェック!
ではまた(=゚ω゚)ノ