ドラム

ドラムセッティングの時間短縮方法

スタジオを借りてドラムを練習しに来たけど、

毎回セッティングで時間を取られていませんか?

「どうやったら早くなるか?」

そのコツをドラム講師がふわっと教えます。

ではいきましょー!

毎回「なんとなく」になってませんか?

ドラムをセッティングする時、

「なんとなく」やってると、いつまで経っても早くなりません。

日によってタムからセッティングしていたり、

シンバルからだったり、スネアからだったり。

高さ、傾きもなんとなく「これぐらいかな?」

なんてケース。

私も思い返せば、セッティングに時間がかかっていた時は、

始める順番が毎回違いました。

一通りセッティングしてから、

「なんかいつもと違う」「しっくり来ない」

なんて何度もセッティングし直してみたり。

時間がどんどんなくなっていきます。

個人練であれば自分だけの問題なのでまだいいのですが、

バンド練の時なんかは「まだ〜?」なんて言われたりしたものです。

早くセッティングするためには、

まずは順番を決めてあげましょう。

まずは椅子から

見落としがちなのが「椅子の高さ」です。

みなさん結構「これぐらい」でやりがち。

この椅子の高さが「なんとなく」だと、

その後のセッティングもうまくいかない事が多いです。

「椅子の高さなんて、細かく考えた事なかった!」

なんて方はこれを機に、自分はどれくらいがいいかを探してみてください。

でも、定規やメジャーなんて持ってませんよね?

私も持って行きません。

でも目印にするものあります。

それは

「自分の体」です。

椅子の高さであれば、自分の足を物差し代わりに使います。

私であれば、椅子の横に立って、

「座面を自分の足の、ヒザのお皿の上のところ」

にしています。

自分の足の長さなんて、そうそう変わる事はありません。

毎回必ずあるものは何か?

で考えると、自分の体で測るのがわかりやすいです。

最初に椅子の高さをキチンと決めるだけで、

その後の時間短縮に繋がります。

次にスネアドラム

椅子の高さが決まったら、今度はスネア。

この時点で、毎回椅子の高さは同じに出来ますので、

しっくりくる率は大分上がります。

場所、高さ、傾きを調整していきましょう。

置く場所は最初にしっかり確認しないと、

演奏始まってから「右足あげるとスネアにぶつかって痛い!」

なんて事になりますので注意。

足を上げてもぶつからない所に置きます。

高さ、傾きに関して慣れないうちは、

この時にまた自分の体を物差しにするといいです。

私は傾きは水平よりちょっと自分側に傾けます。

腕を素直に落とした時に、

リム(スネアのフチ)にスティックがギリギリ当たるか当たらないかぐらい。

高さで悩む場合は拳を使います。

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私の場合はこんな感じ。

椅子に座って、両膝の上で拳を作ります。

右も左も調度拳の高さにしてます。

そしたらハイハット

お次はハイハット。

ハイハットの場所、高さを決めていきます。

場所は右足、左足ともにペダルに置いた時に、

足の開き具合、角度が同じになること。

どっちかに偏っていると、叩いていて疲れます。

両足が左右対称になるようにしましょう。

そして高さですが、ここでも私は手を使います。

こんな感じ。

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これが私の高さ。

親指と小指をピーンと伸ばして、

スネアとハイハットの位置が被ってる部分の高さを測ります。

ここまで

椅子、スネア、ハイハット

は全部自分の体を物差しにして測っていますが、

スティックでも構いません。

要は「毎回必ずあるもの」ならいいんです。

上記3点が決まればあとは早い

セッティングを早くするコツは、

椅子、スネア、ハイハット

のまず3点を決める事。

ここが安定してこないと、他の楽器も曖昧になります。

私の場合はこの後、

ロータム、ハイタム、フロアタム、各種シンバル

と進みます。

各種シンバルについては好みがあるので、ここでは割愛しますが、

基本的な考え方は一緒です。

何かを物差しにして毎回同じになるように場所、高さを考えてみましょう。

ドラムは

・ハイハット

・スネアドラム

・バスドラム

を使って、ビートを叩いている時間が長いです。

椅子が曖昧だとバスドラが踏みづらいし、

ハイハット、スネアのセッティングが曖昧だと、

もやもやしながら演奏する事に。

セッティングを始める時は、上記3点から決めてみてください。

ここがしっくりくれば、演奏に問題はありません。

これを意識すれば残りのセッティングも、大分早くなると思います。

まとめ

私は自分の体を使って測っていますが、

分かりやすいものなら何でも構いません。

大事なのは、

「毎回同じになるように、何か目印を作る事」です。

自分がわかればいいので、

「こっちの方がいいかも!」というものがあったら試してみてください。

まずは

・椅子

・スネア

・ハイハット

のセッティングが毎回同じに出来るようにしてみて下さい。

あとは、セッティングも練習です。

「どうしたら早く出来るかな?」と考えながらやれば、

自然と早くなります。

「なんとなく」だと変わらないので、しっかり意識してみて下さいね。

ではまた!(=゚ω゚)ノ