ドラム

ライブ中、ドラマーはどこ見てるのか?

ライブ中、ステージ上でどこ見ればいいのか困ったことはありませんか?

ライブ経験が少ないと、意外と目線って悩みますよね。

スタジオ練習では目線まで考えないですからね。

ライブ中の目線、見てるところについて、

ドラム講師がふわっと書いていきます。

ドラマー目線の記事なので、他のパートさんは参考までに。

ではいきましょー!

私は結構キョロキョロしてる

そもそも私がどうしているか、からお話します。

あんまり大きなステージには立ったことありませんが・・・

私は結構あっち見たりこっち見たりしてるタイプ。

「あのお客さん楽しそうだな!」

「ギターの人、今日はノリノリだ」

「あ、一個前のバンドのドラマーさんだ。あの人のドラムかっこよかったなぁ」

「今日はベースとあんまり目が合わないなぁ」

「あらら、あくびしてら・・・。つまんないかな?」

「ボーカル歌詞間違えたなー」

なんて、いろいろ見てます。

ステージ上の演奏者も見てるし、客席も見ています。

視野は広く

あちこち見ていますが、何もただ注意力が散漫なわけではありません(笑)

しっかりと目的があるんです。

「視野を広くしていたい」です。

ライブって、結構トラブルが起きたりします。

・ギターの弦が切れた

・ボーカルが曲の入りを間違えた

・ベースの音が出なくなった

などなど。

そして何かトラブルがあった時に、

立て直すのはドラムの役割の一つです。

一緒になって止まってはいけません。

リズムが生きていれば、演奏は終わらないんです。

何かあった時に、瞬時に状況を判断して、

「どうするか?どっから戻ろうか?」

と冷静でいられる為には、視野は広い方がいいです。

さらに視野が広くなってると、周りの音もよく聞こえます。

耳でも「ん?なんかあったか?」と気づけるようにもなります。

私が客席を見ているのは、その副産物。

ただ、お客さんの反応次第でモチベーションが変わるなんて人は、

ステージ上の演奏者を見ていた方がいいかもしれません。

私は別に気にしないタイプなので、視野を広げるついでに見てるだけです。

それが後で「目が合いましたね!」なんて会話のネタになったりするので、

良いこともあります。

メンバーとアイコンタクトを取ろう

・曲の入りのタイミング

・決めのタイミング

・エンディングのタイミング

なども、バシッと合うとかっこいいですよね。

こんな時はしっかりアイコンタクトを取ると決まりやすいです。

何も目で喋るわけではなくて、

「顔を見合わせる」でいいんです。

それぞれがバッチリ出来て、顔を見なくても合うのであれば構いませんが、

ライブは生モノ。

走ったりモタったりする事が多いです。

生の演奏は「揺れ」が出ます。

特に「本番だ!」と緊張していたり、

意気込み過ぎていたりすると尚更です。

その揺れを合わせるために、

メンバーと顔を見合わせて、しっかりとタイミングを合わせると、

かっこよく決まりますよ!

合わせたい時はしっかりと顔を上げて、

メンバーとのアイコンタクトを取れるように普段から練習しておきましょう。

自分のことで、いっぱいいっぱいにならない

速い曲で叩けるか心配だったり、

難しいフレーズがあったりすると、いっぱいいっぱいになりますよね。

わかります・・・。

心配事があると

「もっと練習しておけば良かった」

なんて思いますよね。

でも、本番中はそんなこと思ってても始まりません。

心配事があっても、

開き直るぐらいがいいかもしれません。

余裕がなくなると、視野が狭まります。

視野が狭くなると、自分の事しか考えられなくなるので、

他の人の音が聞こえなくなったりします。

よく言えば集中しているんですが、

それだけしか考えられないのはちょっと注意です。

「演奏」ですから、ステージには自分一人だけではありません。

自分も含めて、客観的に見られるように意識するといいです。

その方が楽しく演奏出来ます。

自分のことでいっぱいいっぱいになって、

視野を狭めないようにしましょう。

まとめ

周りをあまり見なくてうまいドラマーさんもいます。

そういうドラマーさんはしっかり耳で他のパートの音を聞いています。

いっぱいいっぱいになってるわけじゃないんです。

聞く余裕があるから、見なくてもわかってるんです。

視野を広くするのは余裕を持たせる為。

ライブ本番だからこそ、意識してキョロキョロしてみてください。

でも、手元はおろそかにならないように!

ではまた!(=゚ω゚)ノ