ドラム

演奏は80点ぐらいを目指すという考え方

「バンド練グダグダだった!」

「ライブで失敗した!」

「発表会で上手く演奏出来なかった!」

なんて経験、ドラマーなら誰しもあるはず。

「上手くいかなかったから、0点!」なんて考えてしまう人もいますが、

0か100かは極端ですね。

誰しも緊張して、いつも通りに出来ない事だってあります。

間違えたって、0点にはなりません。

演奏する時の考え方について、ドラム講師がふわっと考えていきます。

では行きましょー!

80点ぐらいを目指すという考え方

私が生徒さんたちにお伝えしているのは

「とりあえず、80点ぐらいを目指して演奏しましょう!」です。

その方がちょっと心に余裕が持てます。 

その余裕が「上手くいった!」につながることも多いです。

最初から100点を目指すのはハードルが上がりすぎ。

合格点は100じゃなくていいんです。

この考え方は好き嫌い分かれると思いますが、

考え方の一つとして参考になればと思います。

間違えちゃいけない!と思うから間違える

100点を目指して演奏すると、

1つのミスも許されなくなってしまいます。

「1音たりとも間違えられない!」と思っていると、

緊張もかなりのものですよね。

ドラムは一曲に何発叩きます?

数百発は超えますよね。

そんな極限に緊張した状態で、本当に間違えないで演奏出来るのは、

個人的にはほぼ無理だと思います。

もちろん超一流のミュージシャンのコンサートなどで、

100点を求められるような方もいると思いますが、

そんな方は「緊張感」は持っていても「極限まで緊張している訳ではない」はず。

「緊張している」のと「緊張感を持つ」は違います。

間違えちゃいけない!と思いすぎると緊張するだけ。

演奏時はもう少し心に余裕が欲しいところです。

そこで役に立つのが先ほどの「80点ぐらいを目指す理論」

それならもし失敗したとしても、そこで終わりではないですよね。

「間違えないように」は意識して緊張感には繋げたいですが、

「ちょっと間違ったとしてもいい」と思うのが大切。

特にドラムはリズム楽器ですので、正解は1つではありません。

リズムが切れなければ、失敗にすらならないことだってあります。

いつもと違うビート、フィルだっていいんです。

「100点しか認めない!」だとなんかあった時に気持ちが切れてしまいますので、

最後まで気持ちが切れないような考え方がオススメ。

何が「減点」になるんでしょう?

演奏中に何が起きたら減点なんでしょう?

・テンポが揺れたら?

有名な曲でも最初と最後でテンポが違う曲もたくさんあります。

でもめちゃくちゃ売れてます。

気持ち良く聞こえているなら、一概に揺れたら減点とは言えません。

・ビート間違えたら?

同じ曲でも、演奏者によって雰囲気が変わることもあります。

ビートパターンから違うことも。

有名な曲だとたくさんの人がカバーしていたりしますが、雰囲気違っても気持ち良く聞けます。

ビートパターンを間違えたから減点!はちょっと早いかもしれません。

・フィル間違えたら?

同じ曲でも、CDとライブでフィルが違うことも多々あります。

フィルはそこに入ってるのが大事。

パターンが違うから減点!にはならないことが多いです。

こうやってみていくと、

「これをしたら減点!」という明確な基準はありませんね。

・止まって叩かなくなった

・自分のリズムと曲が数拍ズレた

などは気をつけた方がいいですが、こちらもすぐ戻れれば大丈夫です。

ドラムは結構自由度が高い楽器ですので、

「練習通りいかなかったから減点!」とは考えないようにしてみてください。

そもそも「何したから減点」という考え方がよくないかもしれませんね。

80点ぐらいを目指して、出来が良かったらラッキー!

私が普段実践してるのはコレ。

80点ぐらいを目指す気持ちで演奏して、

結果80点以上だったらラッキー!みたいな考え方。

ちょっと失敗があってもそこで演奏は止められないし、

もしなんかあってもそこからどうにかするのがドラマー。

どうにかするためには心にも体にも余裕が必要です。

そのために、目標点数にも余裕を持ちましょう。

最初から100点を目指すのではなく、

結果が100点に近かったら「ラッキー」でいいんです。

もちろんいい結果を得るためには普段の練習が欠かせませんので、

練習をしなくていいわけではありませんのでご注意を。

ちなみにこの〇〇点は自分基準でいいです。

80じゃなくても60でも90でも。

最初から100はダメよってお話です。

自分の中で出来がよければ次のモチベーションに繋がりますし、

出来が悪いと感じれば自分の課題も見つかります。

目標点を決めて、しっかり次に繋げましょう。

まとめ

実際の演奏に点数は付けられるものではありませんが、

感覚として点数で表現するのはアリだと思います。

音楽に「満点」はないですからね。

練習でもライブでも、少し気持ちに余裕が持てるように考えてみてください。

80点ぐらいでいいんです。それより高得点だったらラッキーです。

そのラッキーをラッキーじゃなくするのが練習。

自分で頑張れば達成出来そうな点数と、

出来が良くても悪くてもそこから次の課題を見つけて上達していきましょう!

ではまた!(=゚ω゚)ノ