スクール運営

カリキュラムにこだわり過ぎない

スクール運営するのに、必要になってくるのが

「カリキュラム」ですね。

私も最初は、スクールを立ち上げたのはいいものの、

「どうゆう方針でやっていこう?」

が最初はなかなか定まらず、カリキュラムで悩んでました。

数年ドラムスクールを運営してみて、わかった事がありますので、

今回は「カリキュラム」についてドラム講師がふわっと書いてみます。

ではいきましょー!

まずは方針をしっかり決めよう 

私は今、

・基礎練(ルーディメント)は少ない時間でも必ずレッスンに入れる

・譜面は使うけど、「ちょっと読める」程度でいい

・間違っても止まらない事に慣れてもらう

・楽しい!と思えるようなレッスンにする

・その人のペースに合わせる

などを方針にしてレッスンをしています。

立ち上げ当初は結構見切り発車でスクールを立ち上げたので、

方針の部分が少し曖昧でした。

「なんとなく」はあったのですが、最初からしっかり決めておくべきだったと、

今は反省しています。

ここをしっかり決めておかないと、

体験レッスンで来てくれた方の質問にうまく応えられずに、

マイナスイメージを与えかねません。

入会してもらえる可能性は少しでも上げたいですよね。

出来るだけ細かく方針は決めておきましょう。

色んな人がいます

例えば、

「譜面は苦手だし、難しそうだから使って欲しくないんだけど・・・」

なんてご要望が、体験レッスン時にちょくちょくあります。

まだ方針が曖昧だった頃は

「別に使わなくても構いませんよー!覚える事に慣れていただければ」

とお答えしたのですが、

ゆくゆく譜面を使わないと説明が難しくなる事態に。

全部覚えてもらうのは、生徒さんの負担が大きいんです。

自分が耳コピするのとは訳が違います。

その生徒さんも「やっぱり少しは読めるようになった方がいいですね!」

と理解をしてくれたので、後から譜面を少し勉強してもらったのですが、

もしかしたら人によっては「話が違う!」なんて事になるかもしれません。

今は方針の中に

・譜面は使うけど、「ちょっと読める」程度でいい

がありますので、

「全く使わないと後で苦労場合があるんかもしれません。

『ちょっと』でいいから勉強してみませんか?

ドラム譜は他の楽器に比べたら読みやすいですよ!」

とお伝えして、最初からしっかり理解を得るようにしています。

難しそうに感じるのはは「知らない」から。

さらにこのスクールの方針は「ちょっとでいい」と、

しっかりお伝え出来れば安心してもらえます。

曖昧な受け答えは後で後悔するかもしれませんので、

その場しのぎの返答にならないように注意です。

いざ、カリキュラムを作ろう

方針をしっかり決めたら、

それに沿ってカリキュラムを作りましょう。

カリキュラムから作ろうとすると、

ざっくりしすぎててうまく作れないと思います

もしくは先にカリキュラムがあるなら、

方針を決めた後にもう一度見直すといいです。

私の場合は知り合いからカリキュラムの雛形をお借りしたのと、

自分が音楽の専門学校に通っていた時の授業内容を思い出しながら作成していきました。

先ほどの方針から、

・基礎練(ルーディメント)は少ない時間でも必ずレッスンに入れる

→基礎練は大事。まずは単純な動きの繰り返しで体の動き、テンポキープを覚える

・譜面は使うけど、「ちょっと読める」程度でいい

→リズム譜はわかりやすく覚えられるように。

→譜面はでっかく記入。読みやすさも大事。

・間違っても止まらない事に慣れてもらう

→ドラムは失敗しても止まらない事が大事。ビートパターンやフィルの練習は繰り返せるように2小節、または4小節パターンを基本に。

・楽しい!と思えるようなレッスンにする

→基礎練ばかりだと飽きる。ので、応用した練習のバランス。どちらかに偏りすぎないようにする。

をベースに、自分が教わっていた頃の実体験から作成していきました。

カリキュラムにこだわり過ぎない

苦労してカリキュラムを作ると、感動も大きいですが、

「あんなに苦労したんだ!完璧!良いのが出来た!」

と思いがち。

ですが、それはまだ「雛形」にすぎません。

完成するのはもっと後、もしかしたら完成なんてないのかもしれません。

運営していくのにあたって、

もちろんうまくいかない部分も出てきます。

その時は変更する勇気を持ちましょう!

「せっかく苦労して作ったのに、、、」

は、スクール側の都合でしかありません。

生徒さんが理解できなければ、すぐ変更しましょう。

そして、カリキュラムが100%ではありません。

私の方針に

・その人のペースに合わせる

があります。

ここが最初のうち苦戦した部分でもあります。

私のカリキュラムは最初、体の動かし方から始めます。

基礎練ですね。

同じレッスンでも、

時間がかかる人もいれば、サクッと出来る人もいます。

時間がかかるのが普通です。ゆっくり丁寧に教えます。

たまにいるのが、サクッと出来るタイプ。

感が良かったり、昔ちょっとやったことがあったりする方です。

こんな方にカリキュラム通り進めると、

「つまらない」と感じらる場合があります。

私としても「間延びしたレッスン」はしたくないので、

こんな場合は少し早足で進めたりもしています。

基礎練部分は細かく作っているので、

「ここは飛ばしても大丈夫そう」と思ったところは飛ばすこともあります。

(飛ばしてみて無理そうであればしっかり戻るようにはしています。)

その人が無理なく進められるペースであればいいんです。

そういう意味でも、カリキュラムにこだわり過ぎる必要はないんです。

まとめ

カリキュラムは、スクールを運営するのにあたって、

とても大事なものです。

また、正解なんかありませんので、自分の方針に合わせて好きに作っていいんです。

ですが、「完成」させるのはまだまだ先。

常に「もっといいものが作れないか?」と考えて、

私もスクールを運営しています。

これから「〇〇スクールを立ち上げる!」

なんて方の参考に少しでもなれば幸いです。