ドラム

目標曲を見つけよう

基礎練習をずーっと繰り返して、だんだんドラムが叩けるようになってくると

「何を練習すればいいかわからなくなってきたなぁ」

なんてことがあります。

モチベーションが下がったりしますよね。

そんな時にどうしたらいいのか?を

ドラム講師がふわっと書いていきます。

基礎練だけだと飽きる

ドラムの上達に基礎練習は欠かせないものですが、

基礎練だけだと「飽き」が来ることがあります。

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チェンジアップやアクセント、ダブルストロークなどのルーディメンツ。

教本に載っているビートパターンやフィルの練習。

どれも突き詰めていけばとんでもない練習になるのですが、

「そういえば、何でこの練習してるんだろう?」

と思うことも。

残念ながら基礎練習はあまり面白いものではないので、

しっかりした目標がないとモチベーションが下がります。

私も学生の頃、ルーディメンツをずーっと練習していた時に

「なんか刺激が足らなくなってきたなぁ」

なんて思いました。

モチベーションが下がっていると、

練習が「何となく」になってしまいがちなので、上達スピードも落ちます。

せっかくの練習が勿体無いですね。

目標になりそうな曲を見つけよう

そんな時は曲の練習をしたりして楽しい気持ちを思い出すのですが、

自分が演奏できる曲のレパートリーが少ないと、それも飽きてしまいます。

なので「新しい曲」のコピーにチャレンジしましょう。

技術的に「やれる、やれない」はまず置いておいて、

「やってみたい曲を」探してみましょう。

曲自体は何でもいいです。

・自分が良く聞いてる曲

・テレビで流れていて気になった曲

・知り合いが演奏していた曲

自由に探しましょう。

いざコピーしてみると

「やった!出来た!」なんて曲もあります。

これは嬉しいですよね!

自分の上達を実感出来ますし、レパートリーも増えます。

でも

「頑張ればなんとか・・・」

「これは無理だ!」なんて曲もあります。

その「頑張ればなんとか・・・」「これは無理だ!」なんて曲から、

『課題』を見つけましょう。

「頑張ればなんとか」の方がとっつきやすいですが、

「これは無理だ!」なんて曲も、ゆくゆくの目標として覚えておきましょう。

今何が足りないか考える

まだうまく出来ない曲に対して

「何が足りないんだろう?」をしっかり考えるのが大切です。

・演奏できる速さ(テンポ)

・テクニック

・理解は出来るか?

など、そこに自分の課題があります。

ビートが速くて追いつかないのであれば、

シングルストロークのスピードを上げていくような練習を。

出来ればテンポ〇〇など、数字で出しておくと分かりやすいです。

ビートのパターンやフィルが細かくてうまく行かないのであれば、

まずはゆっくりにしてビートパターンの作り、フィルの組み合わせを理解しましょう。

そこから自分に足らないのは、

アクセントなのか?足のダブルなのか?上下のコンビネーションなのか?を確認して

テクニック系の練習。

そもそも何やってるか理解出来ないような曲は、

その曲を聴き込んで、「どこがしっくりこないのか」を考えたり、

ネットなどで情報収集。知識を増やしましょう。

ハイハットオープンを知らなければ左足のコントロールは身につきませんし、

ダブルストロークを知らなければ、めっちゃ速いシングルストロークだと思ってしまいますが、これは知識が足りないから。

知る事から始めましょう。

何をやっているのかが頭で理解出来れば、

「今の自分に出来るか?出来ないか?」が判断出来ますので、

課題がわかります。

課題がわかれば練習にも身が入る

自分の課題がわかれば「これが出来たらあの曲が出来るかも!」と

モチベーションも保てますし、

「目標に近づいている」という楽しさもわかります。

テンポの速さなんか一番わかりやすいですね。

今自分が叩ける限界のテンポが「140」だとしましょう。

やりたい曲は「160」だったら、

叩ける速さをあと「20」上げればいいわけです。

「ただ単純に速さを上げよう」と思って練習をするより、

「20頑張って上げよう!」の方が目標が明確ですよね。

やる気も出ます。

160で余裕を持ちたかったら、そこからさらに上に行かなきゃいけませんが、

それはまた別のお話・・・

まとめ

自分の課題がわかれば、練習も「なんとなく」じゃなくなります。

その課題は「曲」から見つける事も出来ます。

出来ない曲があった時に

「まだ無理!」と諦めてしまうだけではなく、

「なんで無理なんだろう?出来るためにはどうすればいいんだろう?」

と考えるのが大切です。

上達には、「基礎練習」と「曲の練習」のバランスが大事。

基礎練だけでもいけないし、曲の練習だけでもいけません。

基礎練→ちょっと飽きた→曲→課題を見つける→基礎練

のように、自分で飽きないサイクルを作ってみてください。

ではまた!(=゚ω゚)ノ