スクール運営

生徒をライブに呼ぶ?呼ばない?

音楽講師をしながら、自分の音楽活動をする方も多いと思います。

自分のライブがあると

「生徒さんをライブに呼ぶか?呼ばないか?」

で悩みますよね。

私なりの考えをふわっと書いていきます。

ではいきましょー!

強制は良くない

私が避けたいのは

「先生にライブ告知されたら、見にいかなきゃいけないんだ・・・」

と思われること。

ライブに対して興味がない生徒さんにすれば、結構なストレスです。

自分の先生がそうでした。

「今度のライブは『大事』なライブなんだ!集客しないとまずい!来てね!」

なんて言われても、こっちも忙しかったり、

そんなに興味ないなぁ・・・なんて時もあります。

「こっちからしたらそのライブが『大事』がどうかは知らねーよ・・・」

なんて思ってました。

でも行かないとちょっと不機嫌そうになるので、

「めんどくさいけど、行くかぁ・・・」ってなるんです。

これがまあストレスでしたね。

「大事だから」とか「集客しないとまずいんだ」とかを

生徒さんに言って集客するのはどうかと思います。

そんな事を言われたら、気の弱い生徒さんは断れません。

さらに行かないと

「『大事』って言ってるのに来てくれない!」

とか怒るのはもう論外です。

自分の都合しか考えられなければ、生徒の信頼は得られません。

講師は距離感を意識すべきだと思います。

特に「集客しないとまずい」なんて言って生徒さんを呼ぶと、

最悪生徒さんとの関係がこじれます。

人によっては

・先生が困ってる

・助けてあげよう (←ここまでならまだいい)

・助けてあげたんだから、私はスポンサー! (←こうなるとややこしい)

・何かしらのプラスαを求められる (←応えられなければ最悪辞めちゃう)

なんて事になる可能性もあります。

実際その先生はそうなってました。

強制して見に来てもらったり、

気を使って見に来てもらっても、あまりいい事はありません。

生徒に決めてもらうのが一番

上記の体験があるので、私が生徒に聞く時は

「強制はしたくないのでライブ告知はあんまりしてません。

興味なかったらつまらないですからね。

私も興味ないライブは呼ばれても行きませんし。

自分が先生に強制されたことがあるので、それはしたくないんです」

と前置きをした上で

「もし私のライブがあったら見てみたいですか?」と聞くようにはしています。

日時は先に伝えません。

近々ライブがあるとも言いません。

「興味があるかないか?」を先に聞いています。

そこで生徒さんが

「是非是非!見てみたい!」

「ライブあったら教えて下さい!」

なんて言ってくれたら初めて日時をお伝えします。

「あんまりライブとかは・・・」

なんて方には、日時は伝えません。

あることを知らなければ「断った」と思わなくて済みますからね。

そしてそれ以降は告知の話はしないようにしています。

「オリジナルは見ててもつまらないんで・・・コピーの時は教えて下さい!」

「昼間で近場だったら」

なんて「条件が合えば」の方もいらっしゃいます。

告知をするときに大事なのな

「生徒さんの都合」です。

1度見に来てくれた生徒さんにまた聞く時も

「どうですか?」だとなんか強制っぽいので、

「また〇月にありますよー」と聞くようにはしています。

「何日ですか?」と聞かれたら日時を答えてます。

告知したけど「ごめんなさい!その日は予定が・・・」なんて、全然オッケー。

むしろ気まずい思いさせて、こっちがごめんなさいですね。

見にくる、見にこないは「生徒自身に決めてもらう」ように心がけています。

ライブに興味がなかった生徒でも、

「今度あったら教えて下さい」なんて言われることもあります。

嬉しいですよ!

やっぱり日々のレッスンが大事です。

見に来てくれた時も自由にしてもらう

私なんかは大したドラマーではないので、

ライブをやる時は「対バン」形式が多いです。

複数のバンドが出演するライブですね。

何組かいるので、当然

「ライブハウスがオープンする時間」と、「自分が出演する時間」は違います。

出番が最後の時なんかは、

オープンから来ると私の出演まで4時間近く待つ事になるもあります。

「ライブが好きだ!」なんて方は色々見れて楽しめますが、

「とりあえず先生が見れればいい」という人には、4時間は長すぎますね。

なので生徒さんには

・来るタイミング

・見る場所

・帰るタイミング

も全て自由にしてくださいとお伝えしています。

直前に来てもいいし、客席のどこで見ててもいいし、

見終わったらすぐに帰ってもいいです。

意外と悩むのが帰るタイミング。

「挨拶した方がいいのかな?でも先生出てこないし、どうしようかな・・・」

なんて気を使ってしまう生徒さんもいます。

そういうのも防ぎたいので、

「自由に楽しんで、自由に帰って大丈夫です」と伝えておくのも大事かなと思います。

まとめ

生徒をライブに呼ぶ事自体はいいと思います。

自分がどんな演奏をする先生に教わってるのかわかりますからね。

でも「強制」にならないように注意。

行く、行かないの選択権は生徒にあるべきです。

「気を使わせて見に来てもらう」ではなく

生徒さんが「先生のライブ見てみたい!」

と思えるようなレッスンをしていきたいですね。

ではまた!(=゚ω゚)ノ