ドラム

シンバルは思い切って音出そう

ドラムセットで練習していて、

「シンバルの音が小さい、鳴りきらない」

なんて悩みの方も多いです。

バンドメンバーから「シンバルもっと鳴らして!」と言われてしまったり。

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シンバルを使うときに気をつけたいことについて、

ドラム講師がふわっと書いていきます。

では行きましょー!

「ちょっと触る」ぐらいで叩かない

レッスン中によく見ますが、

「ちょん」と触るように叩く方、結構多いです。

シンバルは「ここだよ!」とか「行くよ!」と周りに伝えるのも役割なので、

音量にも注意が必要です。

小さく叩いてしまう場合は、

・振り幅

・少し思い切る

のを意識してみてください。

触るように叩いていると、振り幅が小さくなります。

ドラムは基本的に「どの楽器でも叩き方を変えない」楽器です。

スネアでもハイハットでも、タムでもシンバルでも叩き方は一緒です。

シンバルを使うときもしっかり振り上げて、

素直にストンと落とすようにすると音量が出ます。

あとは「思い切り」も必要です。

当たる手前で無意識にブレーキがかかってるかもしれません。

「しっかり鳴らすんだ」という意識で、少し思い切ってみてください。

ただ、力で思いっきり叩くわけではないので注意!

「思い切る」のと「思いっきり叩く」のは違います。

力で思いっきりだと、シンバルが割れます。

スティックの重さを素直に伝えるように、

思い切って腕ごとストンと落としてみて下さい。

撫でるように叩かない

速い曲や、フィルで忙しかったりすると

「移動すること」がメインになってしまって、しっかり叩けていないかもしれません。

移動しながら叩いてしまうと「撫でるように」なっている場合があります。

移動するのはしっかり叩いてから。

速くて忙しい時でも、

・上から下に叩いて音を出す

・叩いてから移動する

ように意識してみて下さい。

音を出すのが目的であって、移動が目的ではありません。

しっかり打面に対して「上から下」に向けてスティックを降りましょう。

ちなみにタム回しも考え方は一緒です。

移動がメインになってしまうと撫でるように叩いたり、

叩き損ねたりしますので、音をしっかり出すように意識しましょう。

曲や雰囲気で音量は使い分ける

じゃあ音が小さいのがいけないのかというと、そんなことはありません。

バラードみたいに静かな雰囲気の曲なんかは、

少し音量は抑え気味の方が合う場合もあります。

意識していないのに音が小さくなる場合は、

意識して音量を出せるようにした方がいいよというお話です。

「自分で小さく叩いた」と「無意識に小さくなっちゃった」の違いですね。

ドラマーさんは音量を自分で操る必要がありますが、

「出せる音量の幅が広い」方が表現力も上がります。

ただシンバルを鳴らすだけではなく

音量も「大」「中」「小」

と使い分けられるようにしましょう。

逆に「シンバルがいつもうるさくなっちゃう!」場合は、

意識して音量を小さくしてみてください。

小さくなってしまう人は、大きくも叩けるように。

大きくなってしまう人は、小さくも叩けるように意識して行きましょう。

まとめ

シンバルが小さくなってしまう人は

・振り幅が小さくなっていないか?

・おっかなびっくり叩いていないか?

・移動がメインになっていないか?

を確認してみてください。

できれば自分が叩いてる姿の動画を撮ってみるといいかもしれません。

イメージと現実にズレがある場合もあります。

私も昔ライブを録画してもらって、あとで確認をした時に

「あれ?もっと振り上げてる気だったけど、まだ小さいな」

なんて経験があります。

今はスマホがあればすぐ動画も撮れますので、試してみてくださいね!

ではまた!(=゚ω゚)ノ