ドラム

ドラムの個人練は1時間だと短い理由

スタジオを借りてドラムの個人練習をする時、

1時間、もしくは2時間入る方も多いと思います。

ただ、初心者さんは1時間だと時間が足らないことがあります。

ノってきたとこで「時間です!」なんて事になりがち。

ドラム講師が個人練は1時間だと短いと思う理由について

ふわっと書いていきます。

ではいきましょー!

お勧めは2時間以上

個人的なお勧めは2時間以上です。

理由は簡単。

ドラムは、セッティングで結構時間を取られるから。

ドラムのセッティングって人それぞれ違いますよね。

基本的に、前の方のセッティングが自分と同じとは限りません。

イスの高さ、足の長さ、タムの角度、スネアの高さと傾き・・・

まず同じことはありません。

身長や足の長さって、人によって違いますから、

自分に合わなくて当然なんです。

ちなみに今まで私が個人練、バンド練でスタジオに入って、

「お!前の人のセッティング、自分と一緒だ!」

なんて経験は1度だけです。

どんな人だったんだろう・・・

話してみたかった。

なんて思うぐらいに、本当に稀です。

なので、ドラマーさんはまずセッティングから始まるわけですが、

慣れないうちは結構時間がかかるんです。

下手したら20分ぐらいかかります。

借りた時間が1時間だと、もう40分しか残ってませんね。

さらに、5分前退出を求められるスタジオさんがほとんどですので、

練習出来るのは実質35分。

1時間借りたのに、半分しか練習出来ないなんて事になるんです。

もちろんセッティングに慣れれば慣れるほど、

練習の時間は取れるようになりますが、

「ネジが固くて緩まない!」

「タムがいつもより深くて(大きくて)思うようにいかない!」

なんて事も。

ネジが緩まない!はドラマーあるあるですね。

固いのなんの・・・!

スティックで挟んでテコの原理で回したりしますが、

場所によってはそれでも手こずります。

セッティングも練習の一つ、最初は時間がかかるのが当然ですので、

1時間だと練習の時間が満足に取れないことがあります。

なので、出来れば2時間以上あったほうが安心してセッティングに取りかかれます。

基礎練を入れた方がより効果的

個人練で練習する時、フルセットを使った練習をしますよね。

それはそうです。

ドラムセットを使いたくてスタジオに来たんですからね。

私も家ではパッド使って基礎練習、

スタジオでは家で出来ない応用練習と分けてます。

でもちょっと待って下さい。

いきなりセットを使った練習に入るより、

少しでもいいので、基礎練習を入れた方がいいです。

目的は「ちょっとしたウォーミングアップ」ですね。

基礎練習のパターンはなんでもいいです。

チェンジアップ(4分、8分、3連符、16分など)、

ちょっとしたシングルストロークの練習、

中級者ならパラディドルやダブルストロークでも。

なんでもいいです。

体を温めるのと、頭を起こすのに有効です。

基礎練って、単純な動きの繰り返しが多いですよね。

単純な動きほど、ズレや音量のバラつきなどがよくわかるんです。

いきなり応用した練習に入るより、

少し基礎練で感覚を起こしてあげるのが上達のコツです。

私もレッスンでは必ずちょっとしたルーディメンツ(基礎練)を入れてます。

上達するためには、基礎練習は不可欠なもの。

少しでもいいので、基礎練に時間を割きましょう。

いきなりフィルの練習!より効果的です。

1時間だと、

セッティングと基礎練したら終わっちゃった!

なんてことになるかもしれません。

やっぱり2時間以上あったほうが、時間に余裕が出ますね。

途中で休憩したっていい

2時間以上取ったからって、別にノンストップでやらなくてもいいんです。

途中で休憩挟んだったいいんです。

場合によっては休憩挟んだほうが集中出来ていいと思います。

ノってる時は「あれ?もう2時間経った?」なんて時もありますので、

自分の集中力と相談しながらやりましょう。

ちなみに私は2時間借りて、

セッティングで5分ぐらい、そこから練習して

1時間でちょっと休憩。

5分くらい休んだら再開して時間まで。

なんてことが多いです。

人間の集中力は40〜50分しか持たないなんて説もありますので、

ちょうどいいかもしれません。

それに「もうちょっと頑張ったら休憩!」と思ってる方が頑張れる気がします。

自分のタイプに合わせて時間配分は考えてみてください。

まとめ

1時間だとモヤモヤしてるうちに終わっちゃうかもしれません。

2時間以上あった方が気持ちにも余裕が出ますので、

焦らずに練習出来ます。

基礎練しかやらないからバスドラ、スネア、ハイハットしか使わない!

のであれば足りるかもしれませんが、

「あのビートの練習も!このフィルも!いろいろやりたい!」

なんて時は、時間に余裕を持たせた方が満足出来ます。

いつも1時間でやってた、なんて方は試しに2時間入ってみてください。

ではまた!(=゚ω゚)ノ