音楽

ミュージシャンってどっから「プロ」なの?

知り合いのミュージシャンや、

ライブハウスの店長さんなんかとワイワイ会話していると

「プロってどっからプロなんですかね?定義が曖昧ですよね・・・」

なんて話になる事があります。

人によって捉え方は違うので、意見は様々。

その上でドラム講師をやっている私が

「プロってなんだ?」問題についてふわっと書いていきます。

ではいきましょー!

お金もらったらプロ

これが一番わかりやすいし、こう思っている方も多いと思います。

「人からお金をもらったらプロじゃない?」

という意見。

私もこの意見には半分賛成です。

確かにお金をもらって音楽が仕事になっているのなら、

それはプロと言えると思います。

自分の演奏で、「収益が発生するかどうか?」は1つの判断基準になりますよね。

私が半分賛成と言ったのは、その金額部分の問題。

月に1000円稼いだらプロでしょうか?

1000円でも確かに自分の演奏で収益は発生していますが、

ちょっと高いラーメンでも食べたらもうなくなってしまいます。

収益 = プロ

の理屈からは外れていませんが、私としてはピンときません。

人によって捉える金額は違いますが、私は

「音楽1本で生計を立てられているかどうか?」で考えてもいいと思います。

そう言った意味では私もまだまだですが・・・( ;´Д`)

でも人にドラムを教えてお金をもらっているので

「レッスンプロ」の自覚は持つようにしています。

じゃないと生徒さんに失礼ですからね。

私が思うプロミュージシャンは

・ライブやレコーディングでバリバリ活躍している人

なので、そう言った意味では自分で「プロです!」とはまだ言えないかな・・・

自分でプロって言ったらプロ

ある意味プロかどうかは自分で決めてもいいと思います。

音楽の専門学校の先生に

「俺は大学卒業してからプロって自分で名乗ってたよ。自分でプロって言えばもうそれはプロだよ」

なんて方がいました。

すげぇ( ゚д゚)

その発想はなかった。

当時その方は講師としても仕事していたし、

自分の音楽活動でもキチンとお客さんがついていたし、

演奏の仕事もこなしていました。

私の中では、もう文句のつけようがないぐらいプロ。

何より、人としても素晴らしかったです。

「プロを名乗ればプロ」

というのも確かにアリだと思います。

ただ、実力が伴っていないと

「え?それでプロ?www」みたいに言われる事もありますので、

名乗るなら自己責任ですね。

周りが認めてくれたらプロ

今度は自分では判断しないパターン。

自分の周りの人たちから

「プロでしょ」と言われたらプロ。

一人二人ではなく、たくさんの人から「プロだ」と言ってもらえるのなら、

それも立派なプロです。

自分で名乗るのではなく、

大勢の人から認められてプロになるという考え方ですね。

この「大勢」の基準は人それぞれですので、

自分で決めていい部分です。

大切なのは自分の志

どれにも言える事ですが、

「プロ」に明確な基準はありません。

プロといっても

・スタジオミュージシャンで活躍する人

・サポートミュージシャンで活躍する人

・レッスンで活躍する人

など、形は様々あります。

どこからがプロなの?と思った時に、

自分で「プロ」って名乗って恥ずかしくないか?だと思うんです。

知り合いのドラマーで、音楽1本で生計を立てている人もいますが、

「俺はプロじゃないなー。セミプロぐらいではありたいけどね」

なんて言ってました。

私から見たら立派なプロだと思いますが、

もっと上のステージに行きたいんでしょうね。

現状に満足せず、さらに上を目指す姿勢は見習わないといけませんね。

逆にプロって名乗る事で自分を鼓舞するタイプの人もいますね。

それもとても大切な事だと思います。

自分にプレッシャーをかけるというか、

プロの自覚を持って音楽に取り組む為に

「自分はプロだ」というのも素敵です。

自分が納得出来るかどうか?

プロを名乗っても恥ずかしくないか?

それは自分が決める事です。

まとめ

「プロ」に明確な定義はありませんが

・仕事としてお金が発生している

・自分で名乗る

・人に「プロ」と認められる

などを基準に考える方も多いです。

いろんな意見がありますが、

出来れば「自他共にプロと言える」ようなプロになりたいですね。

ではまた!(=゚ω゚)ノ