仕事

フリーランスになって1年経ってわかった事

「独立してフリーランスで働きたい!」なんて人も増えてきたみたいですね。

私もその一人です。

去年の今頃は雇われて働く一方で、

自分で立ち上げた音楽講師業もしていく2足のわらじスタイルでした。

そこから思い切ってフリーランスに転向。

気づけば独立してから1年。

この1年での気づきのあれこれを書いていきます!

意外とどうにかなった

まずは結論。

意外とどうにかなってます。

今のところ衣食住には困ってません。

元々物欲も全然ないので普通に暮らせてます。

思い切って独立したものの、最初の頃は

「え、まって、超怖い!もう仕事ドラム講師1本なの!?やって行けるかな・・・」

なんてすんごい不安でした。

まず私の場合、

雇われの仕事を辞めてから事業を始めたわけではなく

「いつか独立しよう」と思い、雇われながら数年かけて独立の準備をしていましたので

「辞めて0から始めよう!」というケースではありません。

一般的に言われる、すでに副業として成り立っていたものを本業にした感じです。

(私からしたらドラム講師が最初から本業なんですが)

なんかカッコよく聞こえますが、

良くいる「アルバイトしながら音楽活動するミュージシャン」です。

そんな私でもどうにかなってます。

良かった事

1年経って良かった!と思えるのはこちら

・仕事が楽しい

・時間的余裕

・心の余裕、充実感

ですね。順番に書いていきます。

仕事が楽しい

1番感じてるのはコレですね。

好きなことを仕事に出来てるので、とにかく楽しい!

良くわからない経営方針もないし、

誰かに何かを強制されるわけでもない。

雇われての仕事だと、

「え?それほんとに意味ある?」みたいな事もありますよね。

「朝礼では大声で社訓を言いましょう!」みたいなやつ。

そんなストレスとはさよならしました(=゚ω゚)ノ

時間的余裕

元々がダブルワークの形だった為、

1日フリーな日はほとんでありませんでした。

それが仕事を1本に絞ったことで、時間の余裕がかなり出たんです。

その空いた時間をいろんなことにあてられるので、

以前のように「追われるように仕事をする」感覚は無くなりました。

もちろん仕事が重なって

「やべっ!これは〇〇までに急がないと!」なんて時はありますが

好きな仕事なのでそれも苦じゃないのは嬉しいですね。

心の余裕、充実感

上の2つに繋がりますが、心の余裕が全然違います。

仕事は楽しいし、空いた時間は好きに使おうと思えば使えるしで、

日々の充実感が全然違います。

「ああ、仕事行かなきゃ・・・」と思いながら働いてた時とは大違い。

「よっしゃ、今日も頑張るか!」と思えるので、

ポジティブに考えられることも増えました。

見通しが甘かった事

良かった事もあれば、もちろんそうじゃない事も。

どちらかというとこっちを知りたい人の方が多いかもしれませんね。

・結構出ていくお金達

・振り回される社会情勢

・安定させるのは大変

こちらも順番に書いていきます。

結構出ていくお金達

はい出ました、生々しい話です。

例えば給料で貰ってた手取り20万と、事業で稼いだ手取り20万。

額は一緒でも実は全然違います。

給料で貰ってた手取り20万は

・既に色々と税金を払っている

んですね。この事を忘れがち。

給料で貰ってた時は

「今月もこんなに引かれてる・・・税金ウゼェ」

とか思ってましたが、それがありがたかったことに気付きます。

ほっといても勝手に引いてくれるんですから。

事業での手取り20万は、まだ何も払ってないお金です。

そこから

・国民年金

・国民健康保険

・住民税

などなどを「自分で」払っていかなきゃいけませんので、

そこを計算に入れておかないと

「あれ、結構余裕ないぞ」なんて事にもなりかねません。

フリーランスになる前に

「これくらいの稼ぎだと、年間の税金はどれぐらいかかるのか?」

を調べておくことをお勧めします。

私はここがちょっと甘かったので(わかってるつもりで細かく計算しなかった)

独立当初に「なんとかなるけど、今のままだと結構カツカツだな!」となりました・・・

給料で手取り20万の時と同じ生活をしたいのならば、

事業での手取りはそれ以上ないといけませんのでご注意を。

振り回される社会情勢

これは今の時代(2022年現在)だからこその悩みかもしれませんね。

コロナの影響はどうしても受けます。

数年前はこんなことになるなんて誰も予想出来ませんでしたよね。

緊急事態宣言、まん延防止措置、募る世間の不安感。

私の事業形態は対面でのドラムレッスンなので、

「ちょっと心配なんで、しばらく休会します」

「家族の同意が得られなくて・・・」

「濃厚接触者になっちゃって・・・」

などなど。

自分の意思ではコントロール出来ない事もあります。

事業によっては追い風に出来たみたいですが、

残念ながら私はそうはいかず。

こういうリスクもあるんだと学びました。

安定させるのは大変

給料と違って月々の所得が安定するとは限りません。

良い月もあれば、悪い月もあります。

良く言えばずーっと右肩上がりで収入が増える可能性もあるし、

悪く言えば急に収入0なんて事になる可能性もあります。

人間は良かった事をよく覚えてたりしますので、

「やった!月収〇〇達成!良い感じだぞ〜」とか思ってたのに年単位で見たら

「平均するとそうでもないな・・・」なんて事にも。

数字は細かくしっかり把握しましょう。

向いてる人、向いてない人

良いこともそうでない事もありますが、

「フリーランスになるのに向き、不向きはあるな」とは思います。

私の所感は次の通りです。

向いてる人

・何事も自分に責任があると思える

・失敗をきちんと受け止めてどんどん改善していける

・不安定でも楽しめる

「雇われてない」ということは「責任は全て自分」という事です。

助けてくれる上司、同僚もいません。自分でどうにかするしかないんです。

手探りでやってみて失敗することだってありますが、

「じゃあ次はこうしてみよう」「ダメならこっち」とすぐ切り替えられると強いです。

収入が減ったとしても

それらを「楽しんで」出来る自信があるならフリーランスでもやっていけると思います。

向いてない人

・自分で管理が出来ない人

・自由な時間をストレスに感じてしまう人

・安定を求める人

仕事にかける時間も内容も、指示してくれる人はいませんので

自分で自分を管理する必要があります。

どの時間で、何を、いつまでに、必要なものは?を把握するのが苦手だったり

何もしない時間があると

「今のままで大丈夫かな・・・不安で胃が・・・」とストレスを感じたり

「収入が安定しないから安心して暮らせない」と思うのであれば

会社に属して働いてる方が向いてるかもしれません。

「どっちが正解」ではなく、どうしたいか

フリーランス1年目の体験、感想を書いていきましたが、

決して会社勤務のサラリーマンを馬鹿にしているわけではありません。

羨ましい部分ももちろんあります。

サラリーマンには

・安定した給料

・ボーナス

・人生プランの立てやすさ

など、これらのメリットは半端ないです。

この記事の内容は

「フリーランスになった方がいいよ!」ではなく

「フリーランスってこんな感じだよ」が伝わればと思って書いてます。

私の場合は出会ってきた会社、職場で

「雇われ続けたい」と思わなかったので「じゃあ独立しよ」と思っただけの話です。

「独立してみたいけど、どうしようかな・・・」

なんて方の参考になればと思います。

ではまた!(=゚ω゚)ノ