ドラム

【ドラム】「叩ける速さを上げる」と「貯金」は似てる話

「シングルストロークが速くならない!」

なんて悩みのドラマーさんは沢山います。

かくいう私もその一人。

♩=250で16分音符を1分叩ける人とかどーなってるんですかね・・・

「いつまで経っても成果が出ない!」と悩んでる一人です。

♩=200以上はキツイです・・・

そんな私でも少しずつ速さは上がってますので今回は

・速さを上げるときの考え方

について書いていきます。

ではいきましょー!

速さは「貯金」と一緒

よくレッスンでもする話なんですが、

叩ける速さを上げるのは貯金と一緒です。

急に速く動くようようにはならない(いきなりお金は貯まらない)」んです。

貯金も多くの場合はコツコツしていくものですよね。

額は個人差がありますが、無理のない範囲でコツコツ貯めて

・気がついたら結構な金額になってた

そういうものだと思います。

感覚的には速さもコレと一緒です。

コツコツ継続して練習していたら、だんだんと動かせるようになってくるんです。

ある日突然グ〜ン!とは上がりません。

気がついたら「あれ、前より動くようになってきたかも?」

と感じる日が来ます。

焦らずにコツコツとが大切です。

焦って無理すると怪我する

すぐにでも成果が欲しい!

と焦って体に鞭打ちながら練習していると「怪我」につながってしまう事があります。

これも貯金で考えましょう。

・すぐにお金を貯めたいから、自分の生活費を無理して削って今日からもやしだけで生活!

短期的には問題ないかもしれませんが、

この生活をずーっとしてたらどうでしょう?

こんなの体壊しますよね。

だって「無理して」食費を削ってる訳ですから。

貯金のために体を壊してたら本末転倒です。

練習なら

・すぐに操れる速さを上げたいから、とにかく練習時間を増やそう!

ですね。

コレだと

「無理な速さでとにかく自分の体の酷使し続ける」

って事になります。

いわゆるオーバーワーク状態。

腕に痛みが出てる、指がギシギシ言って痛い、手首に違和感・・・

などなど。

コレも短期的ならいいかもしれませんが、

長期で見たら怪我につながります。

よく聞くのが「腱鞘炎」ですね。

上手くなりたくて頑張ったのに、

怪我してしばらく叩けなくなってしまい、結果遠回り。

無理しなきゃよかった!なんて事にならないように注意しましょう。

自分のペースを見つけよう

怪我に気をつけながら、自分が無理なく頑張れる範囲(速さと時間)を見つけましょう。

・体の柔軟性

・力の抜き具合

・体の耐久性

はみんな違いますので、

「全ての人におすすめできる時間はこの速さで◯分!」とは言えないんです。

貯金も収入に差があるので「月に◯万円!」と言えないのと一緒です。

それぞれの基準が違いますからね。

速さに特化した練習も

・ある人は1時間練習してもなんともないし

・ある人は10分で手に痛みが出る

とバラつきがあるのは当然です。

体の使い方が上手くなればこの時間の伸びる傾向にありますが、

・まだその動きに慣れていない速さで、時間を掛けすぎる

のは辞めておきましょう。

始めたての初心者がテンポ200の連打したいから

今日一日ずっとその速さで連打する!みたいな。

それだとただ体を痛めつけてるだけです。

動きや速さにまだ「ピンときてない」時は

必要以上に力を入れてしまい、体の柔軟性も失われた状態になるので、

体の耐久性はかなり落ちます。

ので無理は禁物。

最初は1分でもいいし、慣れてきたら3分、5分、10分・・・

とだんだん練習時間を伸ばせばいいんです。

疲れたら休憩してから再開するか、その日は切り上げましょう。

負荷が強すぎると疲れから「痛み」に変わります。

「痛み」は黄色信号です。

自分の体の声をよく聞きましょう。

おすすめ練習パターン

個人的なおすすめパターンはこちら

16分音符だけをずーっと叩いてると負荷が強すぎることがありますので、

8分音符と16分音符の組み合わせで動きに少し余裕を持たせます。

1、2、3小節は同じことの繰り返し、

4小節目は全部16分の連打にして負荷強め。

回数で区切っても(10回とか)

時間で区切っても(3分とか)

お好きな方で構いません。

あと、基本的には力に頼らないように意識してください。

スティックをギューと握りしめたりするのはNG。

手首の柔軟性が失われるので怪我します。

なるべくふわ〜っと持って、ブラブラと揺らすように。

準備運動で手首ブラブラしますよね?そんな感じ。

初心者の方はテンポ80ぐらいから始めて目指せ120。

80〜100で試しにやってみましょう。

例えば

80で3分(余裕あるテンポ)

90で3分(まあどうにかなるテンポ)

100で3分(どうにかな・・・あ、後半きついかも・・・!)

みたいな感じで段々上げてくのがおすすめ。

練習を重ねて

「あ、きついかも・・・!」だったテンポが「まあどうにかなる」になったら

基準を上げて 90〜110 へ。

この繰り返しでコツコツいきましょう。

慣れてきたら目指せ140まで。

140〜以上は脱力を意識して、余計な力を抜いていかないとキツイと思います。

いける方はそのままジワジワ上げていきましょう。

160まで動かせるようになれば演奏できる範囲がかなり広がります。

時間を掛けよう

最初にも触れましたが、

速さはいきなりグーン!とは上がりません。

時間が掛かるんです。

動かし始めたばかりの時は体の動かし方がわかってくると

割とサクサク速さを上げられるかもしれませんが、

段々早くなってくると次のテンポに上げるのに数ヶ月、

下手すると年単位かかりますので「コツコツ」の精神が大切です。

壁にぶつかった時は

・そもそもどうやって動かしたらいいのかな?

・なんか勘違いしてることはないかな? と

自己分析してみましょう。

今はブログやYouTubeにもたくさんの情報がありますので、

情報収集するのもいいと思います。

まとめ

シングルストロークの速さを上げるのと貯金をするのは

感覚的に似ています。

コツコツ、コツコツ、、、

気がついたら「結構成果が見えてきたなぁ」となるものです。

焦らずに取り組みましょう!

ではまた!(=゚ω゚)ノ