ドラム

音を鳴らすにはスティックの重みを使おう

「8ビートの時、スネアの音量があんまり出ない!」

「タムが鳴らない!」

なんてお悩みの方も多いと思います。

「スティックは太い(重い)方がいいのかなぁ・・・?」

なんて悩む前に、この記事を見ていただけたらと思います。

ではいきましょー!

しっかり「落とす」と、結構音量は出る

ドラムを叩く時に、スティックを素直に落とせていますか?

特に初心者の方は「手首を曲げて打面に当てに行く」方が多いです。

スナップだけで叩いてると言うか・・・

こんな感じです。

f:id:hamunosukima:20190402105120j:plain

手首を曲げて「当てに行く」と、

スネアのリム(フチ)とスティックの距離が離れます。

これだと手首で頑張らなきゃいけなくなるのと、

斜め方向に向かって叩いているので、力が伝わりきりません。

手首と腕が「くの字」のまま叩いていると、

結構手首にダメージが残ります。

そのまま無理すると腱鞘炎になりかねません。

怪我はしないように、使えるのもは全部使うのがドラマー。

もっと腕ごと落として、スティックの重みも使いましょう。

こんな感じ。

f:id:hamunosukima:20190402105641j:plain

腕ごとストンと落として、

スティックはリムにぶつかるギリギリ。

この時、手首のスナップも使うのですが、

叩き終わったら時、肘からスティックは真っ直ぐです。 

肘からスティックまでを「一本の楽器」みたいに捉えるといいかもしれません。

「叩く」より「落とす」ように意識すると、スティックの重みを使えるので、

音量はもうちょっと出せます。

スティックを太くする前に、今のスティックの重みをしっかり使ってみて、

どこまで音量が出るか確認してみてください。

音をしっかり出すには、「重み」と「振り幅」と「スピード」

素直に腕がストンと落とせれば、スティックの「重み」を使えます。

それだけでも音量は上がりますが、

さらにそこから音量をあげたい場合に関係してくるのが

・振り幅

・振り下ろすスピード

です。

振り幅が上がると、スティックを落とす「距離」が大きくなるので、

その分大きな力が伝わります。

ピンと来なければ、立った状態で手に持ったボールを

・腰の高さから落とすか

・頭の高さから落とすか

で想像してみてください。

頭の高さから落とした方がよく跳ね返るはずです。

距離が大きい方が、伝わる力も大きくなります。

そしてもう1つが「振り下ろすスピード」

これも先ほどのボールで想像してみましょう。

ボールをただ手を離して「ポーン」と落とすより、

少し手首のスナップを効かせて「ヒュッ」と下に向かって投げた方が、

よく跳ね返りますよね。

スピードが上がると、伝わる力も大きくなります。

ただ、スピードを上げる時の注意点もあります。

スピードを上げるには、柔らかさ

速く振り下ろそう!と思って、力を入れてはいけません。

力を入れた方が速くなるイメージがあるかもしれませんが、逆です。

力を抜かないと、スピードは上がらないんです。

力任せでも確かにスピードはある程度上がりますが、

・疲れる

・怪我する

・スティック折れる

など、あんまりいいことありません。

振り下ろす際は、手首までフニャフニャにして、

やっぱり腕ごとストンと「落とす」イメージから外れないようにしてみてください。

実際、スティックは重い方が音量は上がる

スティックの重みをしっかり使えるようになって、

それでも「まだ音量が足らない!もっと出したい!」と思ったら、

スティックを見直すのも手段です。

太い(重い)方が伝わる力も大きいので、「ズドン!」といけます。

私が使ってるのは「5A」の太さ。

バランス型だと思います。

「5B」の方が太いし重いので、音量は上がります。

逆に「7A」だと細くなるので、「もっと小さくしたい」と思ったらこちらを。

「曲によって使い分ける!」ドラマーさんもいます。

どちらにせよ、叩き方を確認してからスティックを見直すのがオススメ。

今使ってるスティックだと、どこまで音量が出るか?を

試してからでも遅くはありません。

まとめ

スティックの重みを使えれば音量は上がりますが、

練習が必要です。

習得できればもっと楽に叩けるようになるので、

ドラム叩くのがもっと楽しくなりますよ!

お試しあれ。

ではまた!(=゚ω゚)ノ